RS125のリアルな査定額は?買取相場を徹底調査!

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アプリリア

RS125

一時代を築いた2スト125レプリカ

ジャンル的にはマニアックと言っていい、2スト125ccクラスのレーサーレプリカのなかで絶大な人気を誇ったモデル。そんなRS125を買取依頼する場合、気になる査定相場はどのくらいなのでしょうか。RS125の歴史や魅力についてもまとめていますので、ぜひご覧ください。

RS125

RS125のスペック情報

型式-
総排気量 124.8cc
最高出力 28PS/ 10,000rpm(2007年モデル)
最大トルク 1.09kgf・m/9,000rpm (2007年モデル)
全長・全高・シート高 1,955mm/1,100mm/ 805mm
重量 137kg
燃料タンク容量 14L
燃料消費率 -
発売年 1991年
メーカー希望小売価格 549,000円(2007年モデル)
カラー ブラック&レッド他

RS125の歴史

20年間ラインアップされ続けた、2スト125ccレプリカ

アプリリアRS125は、1991年に初代Gs型が誕生。以来、2011年に後継となる4スト125ccモデルRS4 125が発売されるまで、実に20年間に渡ってモデルチェンジを繰り返しながらラインアップが続けられた2ストローク125ccエンジン搭載のレーサーレプリカモデルになります。

そんなRS125には、1987年に発売のAF-1 125という前身モデルが存在していました。イタリア国内においては、125ccというのは日本で言うところの50cc、つまりローエンドのクラスに該当。アプリリアは、当時のカジバやデルビといったイタリア国内のライバルメーカー達としのぎを削っていたのです。 ちなみに、このAF-1 125はアプリリアにとっても、大きな転機となるきっかけを作ったモデルでした。それこそ1990年代のレース界で大活躍することになるアプリリアですが、1980年代前半までは、主にオフロードモデルを手掛けていたメーカーだったのです。しかしこのAF-1 125が商業的に成功したこともあり、オンロードモデル生産に力を注ぐようになり、ひいてはレースの世界で頭角を現すことになるのです。

そんなAF-1 125の後継モデルとしてRS125は誕生。最大の目玉は、34psという当時の125ccクラスとしては驚くべきハイパワーを実現。実はこの時に搭載されていたのは、なんと本来は4輪のレーシングカート用のエンジン!同じイタリアのエンジンメーカーであるロータックス社が手掛けたもので、低速トルクは薄いものの、高回転まで一気に吹け上がる、ピーキーな特性となっていました。

折しも世界グランプリロードレース(WGP)において、アプリリアが250ccクラスとともに、125ccクラスでも活躍するようになっていくタイミングと重なり、市販モデルのRS125も一躍人気モデルとなっていきます。こうした状況にホンダやヤマハがもちろん黙っているわけもなく、NSR125やTZR125といった車種を投入した位でした。

その後もRS125は人気モデルの地位を維持し続け、定期的なモデルチェンジを慣行していきます。1995年にはテールカウルをよりシャープなデザインとし、エンジン特性をややマイルドな味付けとしたMp型が登場。 1999年にはGs型やMp型方とは逆に、丸みを帯びたデザインとしたSF0型が登場。2003年には車体はそのままに、吸気システムを電子式インジェクション方式としたSF1型へと進化します。

2006年には、シャープなデザインに外観を一新したPy型にフルモデルチェンジ。しかしながら、この代となると2ストロークエンジンを取り巻く状況はどんどん厳しくなり、アプリリアもその時々のユーロ規制に対応した改良を重ねていきますが、遂に2011年、生産終了を決断。4ストロークエンジンのRS4 125に、125ccクラススポーツモデルの座を移譲しました。

RS125の魅力

パワフルなエンジンをピーキーに味付けした、原付2種モデル

率直に申し上げてしまいましょう。RS125はピンクナンバープレートのいわゆる原付2種のなかで、歴代でとても速いモデルであったと言っても過言ではありません。同じ排気量であれば、よりハイパワーが発揮できる2ストロークエンジンを、より高回転型でピーキーな特性にセッティング。それをレーサーレプリカスタイルの車体に搭載し、足回りも相応に強化されているからです。

そうした特性ゆえに、実はRS125はストップ&ゴーの多い街中や、渋滞の中をトロトロ走るといったことは大の苦手。一方で、アクセルをワイドオープンにできる環境であれば、乗りこなすことが非常に楽しい特性が存分に満喫可能。それこそ腕に覚えのあるライダーほど、病みつきになりやすいという評判もなされている程です。

ただし、こうしたRS125ならではの特性は、年々厳しくなっていった排ガス規制との兼ね合いによって、年式が新しくなればなるほど、マイルドに薄められてしまっているという、残念な事態も起こっています。一般的にバイクというものは、年式が新しい程に高性能となっていくものですが、ことRS125のエンジンパワーに関しては、逆転現象が起きているということに注意が必要です。

もうひとつ、RS125の人気をより押し上げるブースターとなっているのが、著名なレーシングライダーによるアプリリアでの活躍です。2度の世界王者に輝いた日本人ライダー坂田和人をはじめ、若かりし頃のバレンティーノ・ロッシやホルヘ・ロレンソなど人気ライダーがアプリリアを駆って、かつてのWGP125ccクラスで活躍したというのは、間違いなくRS125の人気向上に、大きな役割を果たしていますね。

 
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