シヴァー750のリアルな査定額は?買取相場を徹底調査!

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アプリリア

シヴァー750

新世代ネイキッドの先駆的存在となった1台

今やすっかりお馴染みとなった、エッジを効かせたデザインや電子制御搭載の新世代ネイキッドの先駆的存在。そんなシヴァー750を買取依頼する場合、気になる査定相場はどのくらいなのでしょうか。シヴァー750の歴史や魅力についてもまとめていますので、ぜひご覧ください。

シヴァー750

アプリリア シヴァー750

画像引用元:aprilia公式HP(https://aprilia-japan.com/shiver750.html)

シヴァー750のスペック情報

型式-
総排気量 749cc
最高出力 95PS/ 9,000rpm
最大トルク 8.25kg-m /7,000rpm
全長・全高・シート高 未公表/1,135mm/ 800mm
重量 199kg
燃料タンク容量 15L
燃料消費率 ――
発売年 2008年
メーカー希望小売価格 1,107,000円
カラー アプリリアブラック他

シヴァー750の歴史

個性派デザイン&新テクノロジー搭載のVツイン750ccネイキッド

シヴァー750の初代モデルは2008年に発売が開始されました。水冷V型2気筒750ccエンジンを搭載した、いわゆるネイキッドのカテゴリーに分類されるモデルではありましたが、デザインの面でも、採用されたテクノロジーの面でも、それ以前とは異なる斬新な特徴を有していた点が、大きな注目ポイントとなりました。

まずはデザインの面から。近年ではネイキッドモデルに様々な個性的デザインを纏ったモデルが多く見られるようになりましたね。例えばヤマハのMT-09やMT-07、スズキの新型ジクサーなどが代表格といったところでしょう。しかし、ひと昔前まで、ネイキッドには従来からある丸目型ヘッドライト、バーハンドル、正立式フロントフォーク、2本式リヤサスペンションといったスタイルが好まれるという傾向がありました。特に日本国内では、そうしたスタンダード志向がより強かったのです。

そんななかで日本にお目見えした初代シヴァー750は、大きなインパクトをもたらしました。ハンドルこそスタンダードなパイプバースタイルだったものの、燃料タンクやシートカウルは、それこそSF映画などに出てきそうな近未来的デザイン。ヘッドライトも、後に初代MT-09やMT-07に装着されたような、エッジの効いた異形デザインを採用。 またフレームも、燃料タンク下の部分はスチールパイプ式、エンジン下部はアルミのプレート式で、それらをボルトオンで組み合わせるという、独自のモジュール式フレームとしている点が、大きな驚きをもたらしました。

さらにリヤサスペンションには同時代のカワサキER-6n/ ER-6fに装備されていたタイプのような、斜めに大きく角度をつけ外観的なアクセントとしても機能させているモノタイプを搭載。加えて当時としてはネイキッドへの装着例がまだ少なかった。倒立式フロント―フォークとラジアルマウント式フロントキャリパーも奢られています。 以上のように、デザイン面の斬新さという点で、当時の日本メーカー製ネイキッドやドゥカティ・モンスターなどとは一線を画した個性を発揮していたシヴァー750ですが、テクノロジーの面でも、当時としては画期的なシステムを搭載していました。それがライドバイワイヤーシステム。簡単に言えば、ライダーが操作するアクセルの開度を、機械式のワイヤーではなく、電子式センサーで感知するというもの。現在でこそ採用例は増えていますが、当時は一部のスーパースポーツモデルに限られていた程度。そうしたハイテク装備を、ネイキッドモデルとして先行装備していた点も見逃せません。

その後、2009年にはハーフカウルを装備した兄弟モデルとして、シヴァー750GTが登場。2011年(2010年末)には、ヘッドライト回りにトップフェアリングを追加し、フロントブレーキにウエーブタイプのディスクを装着した2代目にモデルチェンジ。そして2013年には2代目をベースにABSを装備した、シヴァー750ABSへと進化を遂げました。

シヴァー750の魅力

新世代スポーツネイキッドの先駆け的存在となった1台

上記の通りシヴァー750は、現在ではすっかりお馴染みとなった、個性的にエッジを効かせたデザインのネイキッドモデルや、一部のスーパースポーツモデルなどに限られていた電子式制御システムが一般的なモデルにも採用される、そうしたことが増えるきっかけを作った1台として、大きな役割を果たしたと言えるでしょう。

言うまでもなくアプリリアはイタリアのメーカーであり、デザイン性にはこだわりが高いと推察されますが、当時は、日本車はもちろん同じイタリアのドゥカティでも、ネイキッドはスタンダートな佇まいが大多数でした。例外はカワサキのZ1000やMVアグスタのブルターレシリーズ位でしたね。

そんななかで登場した初代シヴァー750は、Z1000やブルターレとともに、ネイキッドの可能性や自由度を広げたという意味で、オートバイ全体の歴史に大きな影響を与えました。そうしたことが、シヴァー750の特筆すべきポイントです。

もうひとつ、これまた現在ではどんどん装着例が増え続けていますが、状況に応じてエンジン特性を複数のモードから選べるシステムを、ネイキッドとして早く搭載した点も見逃せません。スロットルを電子制御するライドバイワイヤを採用した上で、スポーツ、ツーリング、レインの3モード切替が可能に。 そうしたメリットを一部の上位モデルだけでなく、広く一般的なモデルにも拡大されていくきっかけとなったという意味でも、重要な役割を果たしました。そうした時代の先駆け的存在となったという点も、シヴァー750ならではの大きな魅力と言えるでしょう。

 
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