SRV 850 ABS-ATC のリアルな査定額は?買取相場を徹底調査!

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アプリリア

SRV 850 ABS-ATC

839ccエンジン&電子制御のスポーツスクーター

スクーターとして839ccエンジンを搭載しスポーツ性も高めたSRV 850に、電子制御システムをプラス。そんなSRV 850 ABS-ATCを買取依頼する場合、気になる査定相場はどのくらいなのでしょうか。SRV 850 ABS-ATCの歴史や魅力についてもまとめていますので、ぜひご覧ください。

SRV 850 ABS-ATC

アプリリア SRV 850 ABS-ATC

画像引用元:aprilia公式HP(https://aprilia-japan.com/srv850.html)

SRV 850 ABS-ATCのスペック情報

型式-
総排気量 839cc
最高出力 56kW(76.1PS)/ 7,750rpm
最大トルク 75Nm/6,000rpm
全長・全高・シート高 2,240mm/1,300mm/ 780mm
重量 275kg
燃料タンク容量 18.8L
燃料消費率 ――
発売年 2014年
メーカー希望小売価格 1,286,000円
カラー レーシングホワイト他

SRV 850 ABS-ATCの歴史

839ccビッグスポーツスクーターに、電子制御システムをプラス

アプリリアのビッグスクーターSRV 850 ABS-ATCは2014年にデビュー。その前年には、ベースモデルであるSRV 850が発売されています。さらに遡ると、このSRV 850 ABS-ATC/ SRV 850には“先輩”が存在。同じピアジオグループに属するジレラが2006年のEICMA(ミラノモーターサイクルショー)にて発表したGP800というビッグスクーターです。ちなみにGP800も、SRV 850も、車名の数字は異なりますが、搭載しているエンジンはどちらもV型2気筒の839ccとなっています。

大元となったジレラGP800は、839ccという、ビッグスクーターとしては大きな排気量かつV型2気筒レイアウトのエンジンを搭載していることが大いに注目されました。しかしながら、ボディデザインはオーソドックスなスクータースタイル。忌憚なく言ってしまえば、あまりカッコいいという感じではありませんでした。 そんななか、GP800は同じグループ内でレース活動に注力しておりスポーツモデルも充実しているアプリリアブランドでの販売も行われることに。それに際して、外観デザインが全く新しいものへと換装されました。ヘッドライト回りは、アプリリアの誇るスーパースポーツRSV4を彷彿とさせる3眼タイプに。サイドカウルとリヤカウルも、エッジを効かせスポーティーさをより強調。こうして完成したのが、2013年に登場したSRV 850なのです。

そして翌年、SRV 850の基本構成や外観デザインはそのままに、オン/オフ切替可能なABSと、3つのモード切替が可能なATC(Aprilia Traction Control)という電子制御システムを追加した兄弟モデルとして誕生したのが、その名の通り、SRV 850 ABS-ATCということになります。

なお、余談ながらご紹介しておきましょう。日本で2005年に制定されたAT限定大型自動二輪免許は、その当時、対象となるモデルがスズキ・スカイウエイブ650やホンダ・シルバーウイング600などに限られ、それらが最大排気量だったため、排気量の上限を650ccとされてしまいました。しかしその後、本記事の主役であるSRV 850/ SRV 850 ABS-ATCが登場。さらには一般的なオートバイ形状ながらクラッチ操作を必要としないアプリリア・MANA850やホンダのDCTモデルなどもお目見え。これらの運転にはAT限定ではない大型自動二輪免許が必要という、なんとも理不尽な状況が長らく続いていました。

しかし2019年12月、ようやくこの650ccの上限が撤廃され排気量の制限がなくなりました。SRV 850 ABS-ATCも、晴れてAT限定大型自動二輪免許で運転できるようになったのです。意外とこのことをご存知ない方もまだまだ多いようですので、ぜひ周知してあげてください。

SRV 850 ABS-ATCの魅力

最大排気量のスポーツスクーターを、意のままに楽しむための電子制御

スクーターでありながらスポーツ性が高くしかも大排気量といえば…多くの方がヤマハのTMAXを思い浮かべることでしょう。そんなTMAXに対抗するため、アプリリア(正確にはグループ会社のピアジオ)は、839ccというスクーターとしては最大クラスとなる排気量を選択。その上で剛性を高めたダブルクレードル方式のフレームや16インチ・フロントホイール、アジャスタブルサスペンションなどで走行性能も向上。そしてアプリリアらしさとして、RSV4譲りのフロントマスクでスポーティーさを強調したのがSRV 850なのです。

一方で、そうして高性能さを突き詰めたゆえに、状況によってはリスクも高まるという事態も考えられます。例えば雨天時や路面に砂利が浮いているような場合に、ラフなアクセル操作を行うと、いとも簡単にテールスライドやホイールスピンを起こしてしまうといった具合です。加えてハイパワーゆえにスピードも出やすいので、濡れていたり砂利などが浮いた路面で急ブレーキが必要となった場合は…あとは言わずもがなですね。

そうしたリスクや不安を可能な限り低減させ、存分にSRV 850ならではのパフォーマンスを満喫できるように追加されたのが、ABSとATC(Aprilia Traction Control)なのです。しかも、ABSはオン/オフの切り替えが可能、ATCは3つのモードを選択できるようになっているのが注目ポイント。

例えば、よりスポーティーに走りを楽しみたい時にはABSをオフ、モードをスポーツに。雨で路面が濡れている時はABSをオン、モードをノーマルと言った具合に、状況に応じて適切な状況をチョイスすることが出来るようになっています。

さらにもうひとつ、上記のような大排気量とハイテク装備にも関わらず、新車価格の面ではライバルであるヤマハTMAXとほぼ変わらないプライスを実現しています。この点も大きな魅力と言ってよいでしょう。

 
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