K1600B 0F51

K1600B 0F51は2018年に登場。それに先立ち、2016年にアメリカのロサンジェルスで開催されたモーターショーに出品され大きな注目を集めたことでも知られています。このモデルは率直に言えば、直6エンジン搭載のBMWツアラーとして注目されるK1600シリーズを、北米で人気となっているバガースタイルにカスタムしたモデルということに尽きます。

ちなみにバガースタイルとは、ハーレーのウルトラなどの大型ツアラーモデルのトップケースを取り外し、サイドケースにリヤ下がりのデザインのものを用いて、ロー＆ロングのスタイルに仕上げるカスタムになります。

バガースタイルというのは、大型ツアラーモデルを軽快かつロー＆ロングに仕上げるカスタム手法のこと。そしてK1600B 0F51は、BMWがそうした流行を独自に解釈し、自ら創り上げたファクトリーカスタムということになります。

ベースとなったK1600GT/K1600GTLと比較して、フレームの後部を新設計することで大胆にローダウンし、パニアケースも後ろ下がりとなる新デザインのものを用意。それでいて、BMWらしいハンドリングやコーナーリング性能はきちんと維持しているというのが、大きな魅力であり個性となっています。