K1600GT（2014年式）

K1600GT（2014年式）は2010年秋に2011年モデルとしてドイツ本国でデビュー。日本にはまず、兄弟モデルであるラグジュアリーツアラーK1600GTLが導入され、翌2012年にK1600GT（2014年式）が発売開始となりました。

BMWが手掛ける新型のKシリーズツアラーモデルであると同時に、話題は何と言っても、BMWが直列6気筒エンジン「シルキー6」を、満を持して2輪モデルに搭載したという点に尽きるでしょう。1970年代のホンダCBX1000およびカワサキKZ1300以来となる、直6エンジン搭載の2輪車が、ここに復活しました。

K1600GT（2014年式）は、BMWが4輪車の部門で高く評価され続けている直列6気筒エンジンを可能な限りコンパクトに設計したというのが大きな注目ポイント。それにより「シルキー6」と称賛される滑らかでスムーズなエンジンフィーリングを、2輪車の世界にも開放してみせました。

その上で、車体構成に関しても徹底的に検討がなされ、BMWツアラーに相応しいスポーティで軽快なハンドリングやコーナーリング性能も実現。単に直6エンジンを搭載したというだけでなく、BMWらしい走行性能を両立しているという点が、何よりの魅力と言えるでしょう。