R1200GSアドベンチャー（2010年式）

R1200GSアドベンチャーは2004年にお目見えしたR1200GSの派生バリエーションモデルとして2006登場。先代のR1150GSの時代にも設定されていましたが、「アドベンチャー」とはスタンダード仕様をベースに、よりオフロード志向を高め、より長距離走行を見据えたパッケージに仕上げられています。

スポークホイールとエンジンガードを標準装備し、サスペンションもスタンダード仕様よりロングストローク化。さらには燃料タンクも33Lに大容量化されています。その上で、この2010年式は、スタンダード仕様と同じく、ボクサーエンジンのDOHC化がなされています。

BMWのGSモデルというものは、オンロードとオフロードの双方で高い走行性能を発揮できることで知られていますが、それでもスタンダード仕様はどちらかというとオンロード重視の仕上がりとなっています。

そうした点に不満を持つライダー、よりオフロード走行を重視するライダー向けのニーズを満たすために生まれたのが、アドベンチャー仕様に他なりません。その上で、この2010年式は、ボクサーエンジンのDOHC化を慣行。排気量はそのままに、パワー・トルクともに数値アップを実現しています。