ディアベルチタニウム

ディアベルチタニウムは2015年にお目見え。ディアベルという車種は、2010年にスタンダード仕様が登場。年度ごとに特別仕様車がリリースされるのも特色となっています。ディアベルチタニウムはそのひとつであり、世界限定500台で発売されたことが大きな話題となりました。

ベースとなっているのは、前年の2014年にモデルチェンジされた1気筒あたりツインプラグ方式のテスタストレッタ 11°DSエンジンを搭載し、フルLEDヘッドライトが採用された型式。そこに、チタンとカーボンという高品質素材をふんだんに使用したパーツが奢られ、ホイールも専用デザインのものが採用されています。

ディアベルという車種は、スポーツ系車種を得意としているドゥカティが、自社初となるロー&ロングフォルムのクルーザータイプとして登場させた異色のモデル。クルーザースタイルでありながら、サイドラジエーター化や重心の工夫によって、コーナーリング性能も高いレベルとなっているという独自性を発揮しています。

ディアベルをチタンやカーボンといったパーツで徹底的にドレスアップした特別仕様車が、このディアベルチタニウムに他なりません。もともと個性的なモデルが、さらに個性を2乗させたという比類なき存在感を放っています。世界限定500台であることも、その希少性を高めていますね。