ハイパーモタード821 SP

ハイパーモタード821 SPは2013年、スタンダード仕様のハイパーモタード821とともに登場。ハイパーモタードという車種は前年の2012年までは、1100ccならびに796ccの空冷エンジンを搭載したモデルとしてラインアップされていました。2013年はそれを一新、新たに821cc水冷エンジンを搭載したフルモデルチェンジが慣行されました。

その上で、このSP仕様はフロントにマルゾッキ製フロントフォーク、リヤにはオーリンズ製サスペンションを採用。ホイールはマルケージーニ製アルミ鍛造といったパーツを奢り、マットガードやカムカバーも独自のものを採用。上位モデルとしての仕上げが施されています。

ハイパーモタードという車種は元々、スポーツ系バイクを得意としているドゥカティが、スーパースポーツ系車種とは別のベクトルに味付けしたスポーツ性を発揮する車種として造り上げました。直線走行時のアップライトな乗車姿勢から、車体を一気にバンクさせてコーナーリングするというのは、スーパースポーツとはまた違った楽しみを満喫させてくれます。

ハイパーモタード821 SPはエンジンの水冷化が注目ポイントなのはもちろんですが、車体やサスペンションも大幅にブラッシュアップされており、コーナーリング性能も一段と向上させています。エンジンだけでなく、シャシーも足回りも、そしてよりシャープな印象となった外観デザインも含め、すべてが大きく進化しているのが、ハイパーモタード821 SPの魅力なのです。