スクランブラーアーバンエンデューロ

「スクランブラー」の名は、第二次大戦後に流行した「スクランブルレース」に由来しています。舗装されていないコースを走るスクランブルレースにちなんで、改造されたバイクはスクランブラーの総称で親しまれました。昨今のネオクラシックブームで、スクランブラースタイルのバイクが脚光を浴びています。

ドゥカティのスクランブラースタイルのバイクは「ドゥカティ スクランブラー」というブランド名で独自に展開。バイク単体だけでなく、アクセサリーやアパレルなども含めたスタイルの提案がなされています。自由を求めて、オフロードへ走り出した往年のライダーたちに思いをはせながら、新しいドゥカティ・スクランブラーを乗りこなしたいものです。ドゥカティのスクランブラーアーバンエンデューロは2014年に発表され、日本では2015年に販売開始されたモデル。デザインの元となっているのは、1962～74年にドゥカティがアメリカで販売していた単気筒オートバイです。ドゥカティのスクランブラーには、アーバンエンデューロのほか、「アイコン」「クラシック」「フルスロットル」のモデルがあります。アーバンエンデューロは、舗装路からオフロード用まで幅広く走れるデザインのモデルです。

ドゥカティのスクランブラーシリーズの中でも、オフロードテイストが強いアーバンエンデューロ。都会的な意味の「アーバン」と、未舗装の自然の中で行われる「エンデューロ」レースの名を合わせてネーミングされました。街中から自然道まで走破できる、汎用性の高さが名前にも表れています。

フロントフォークのプロテクション、ヘッドライトのメッシュグリル、エンジン下のスキッドガードなど、車体・エンジンを保護する仕様が特徴。オフロードを走行する際の小石の跳ね返りや障害物からバイクを守ってくれます。ハンドルバーは、悪路での操作性を重視した広めの設定。クロスバーを入れることで、耐久性をアップさせています。ワイルドグリーンの車体カラーを含め、高めに取り付けられたフロントフェンダー、スポークホイールなど、自然の中でのツーリングを意識したデザインが魅力のバイクです。