スーパーバイク 1299パニガーレS（2015年式）

Superbike 1299 Panigale Sは、2012年にパニガーレの名を与えられたスーパーバイクの後継モデル。兄弟モデルの1299 Panigaleとの違いはオーリンズ製サスペンションや装備の材質が違うなどで、出力やトルクには違いはありません。

大きな違いはやはり電子制御セミアクティブスマートECで、路面状態やバイクスピード、パンク角といった情報をもとに適したダンピングへオートチェンジします。これによりフルロック寸前までのブレーキングで生じるノーズダイブ（前のめり）を抑制、より安全にブレーキングができるようになりました。

軽い車体にスピードを持たせたSuperbike 1299 Panigale Sは、当時新しい装備をもつことで高い完成度を実現しました。ライディングを力強くアシストしながら、ライダーの能力を最大限に引き出す類まれなスーパーバイクです。

DUCATIがスーパーバイク用ツインエンジン「スーパークアドロ」を使用した最後のシリーズが1299。2018年のファイナルエディション以降販売終了となっているため、DUCATIクアドロ好きには魅力的なバイクと言えるでしょう。

ハイスペックな走りでライダーをサポートするSuperbike 1299 Panigale S。下位モデルの1299 Panigaleでも十分に乗れるバイクですが、さすがにオーリンズ製サスペンション、走り心地を格段にアップしてくれます。

日本やアジア人にもぴったりくる大きさと軽さの車体で、175cm前後のライダーなら足つきもしっかり。つま先立ちになったとしても軽いので、スーパーバイクとしては乗りやすいと言えます。

外観は1199 Panigaleとあまり差はないように思われますが、空力を最大限に活かすカウル、エアインテークの大型化、フルLEDヘッドライトなど、細かなところに変更があります。わかる人にはわかる、通好みな上位モデルです。

Superbike 999 S（2003年式）

1199パニガーレ

Superbike 1299 Panigale 2015年式