FLS ソフテイルスリム JRV

ソフテイルスリムは名前が示す通り、ソフテイルファミリーの中でも軽量なモデル。カスタムを意識したシンプルな作りの中に、ハリウッドハンドルバーやスリムな16インチで統一したフロント・リアタイヤなど、随所にこだわりが見られるマシンです。

FLS ソフテイルスリム JRVは、2012年に販売されたソフテイルスリムの仕様を変更したマイナーチェンジモデルです。主な変更点はエンジンをツインカム96Bから103Bにしたこと。排気量が1,584ccから1,689ccへアップしました。軽さはほぼ変わらずエンジン性能が上がったため、走行時のパフォーマンス性は大きく向上。より爽快な乗り味を楽しめるでしょう。

2016年の仕様変更で搭載されたツインカム103Bは、重量級であるツーリングファミリーのマシンでも快適に走らせるために開発されたエンジンです。元々軽量だったFLS ソフテイルスリム JRVに搭載されたことで、以前よりも強烈な走行性を獲得。スロットルを軽く開くだけで凄まじい吹け上りを体感し、ギアの3速で時速80kmへと到達。街乗りでは持て余してしまうほどのパワーが欠点であり、同時にこの上ない魅力といえます。

フェンダーを短くしたボバー&チョッパースタイルは、ファットボーイのような重量級のイメージを受けるはず。しかしオフロードバイクのようなハリウッドハンドルバーやスリムなリアタイヤから、スポーティーさも感じられます。他のソフテイルモデルに比べ軽さゆえの旋回性が特徴なので、ワインディングではより刺激的なライディングプレジャーを味わえるでしょう。