FLSTSB ソフテイルクロスボーンズ JM5

FLSTSB ソフテイルクロスボーンズ JM5は2008年にお目見え。ビッグツインエンジンの年代的としては、1,584 ccに排気量アップされ吸気方式が電子式インジェクション方式となったツインカム96Bを搭載した年式。その時代のソフテイルをベースに、クラシックな雰囲気を際立たせたメーカーカスタムとして登場したのが、他ならぬFLSTSB ソフテイルクロスボーンズ JM5になります。

古き良き時代のハーレーを彷彿させるスプリンガーフォークやシングル仕様のスプリングシート、さらにはエイプハンガースタイルのハンドルを装着。その上で、ボディカラーも艶消しのマット調とすることで、クラシックな雰囲気をより強調しています。

ハーレーに詳しい方なら先刻ご承知の通り、そもそもソフテイルというモデルファミリーは、1930年代から1940年代の、リジッドフレームというスタイルを現代に再現したもの。リヤサスペンションを外部から見えない位置に装着することで、乗り心地や走破性を現代レベルとしながら、クラッシックな趣としています。

FLSTSB ソフテイルクロスボーンズ JM5は、そんなソフテイルならではの特色を、言わば最大限に演出したと言えるスタイルです。スプリンガーフォークやシングル仕様のスプリングシートという、時代性を感じさせる装備を敢えて装着。中身は現代レベル、外観は古き良き時代の趣を両立させており、ある意味ハーレーが手掛けたネオレトロと言えるでしょう。