FXDB1690 ダイナストリートボブ（2017年式）

FXDB1690ダイナストリートボブは2017年に登場。2006年の初登場時にはインジェクション化がなされた1450ccツインカム88エンジンを搭載。翌2007年から2016年までは1584ccとなったツインカム96エンジンが採用されました。そして1690ccとなったツインカム103が与えられたのが、この2017年式でした。

その間、ハンドルの高さや細部の仕上げなどは何度か変更されていますが、基本的にはミッドコントロール、前後スポークホイール、サドルタイプのシングルシートという装備は共通。価格も200万円以下とされ、カスタムペースとしても人気を博していましたが、翌2018年以降、ダイナファミリーは生産を停止。結果として最初で最後にツインカム103を搭載したダイナのひとつとなりました。

2017年式のFXDB1690は結果的に、1690ccのツインカム103エンジンを搭載した最初で最後のストリートボブとなりました。また、翌年以降はソフテイルファミリーの車種として生まれ変わるものの、CAD設計のフレームにビッグツインエンジンをラバーマウント方式で搭載し、スポーツ性を重視したダイナファミリーとしての掉尾を飾った1台でもあります。

ビッグツインエンジン搭載車でありながら200万円以下の価格を実現しており、そのままでもハガースタイルとして楽しめ、さらには自在にカスタムを施すこともできる。そうした魅力に加え、歴史的な要素も加味されていることが、このモデル最大の特徴であり魅力と言えるでしょう。