FXDBAダイナストリートボブ リミテッド VB4

FXDBAダイナストリートボブ リミテッド VB4は2013年4月、先行して販売されていた2013年式 FXDBダイナストリートボブの特別仕様車としてお目見えしました。ベースとなったスタンダード仕様のストリートボブは、1,584 ccのツインカム96エンジンをダイナフレームにラバーマウント方式で搭載。その上で、エイプハンガースタイルと呼ばれるアップライトなハンドルを組み併せているのが大きな特徴です。

そんなストリートボブに、前後ABSを装着した特別仕様車としてお目見えしたのが、他ならぬFXDBAダイナストリートボブ リミテッド VB4。現在でこそ当たり前となっていますが、2013年の時点では、ビッグツインモデルにABS搭載というのは、注目すべき出来事でした。もちろん、後述する特別なカラーリングも、その存在感をより際立たせています。

ハーレーがお好きな方には改めてご説明するまでもありませんが、ビッグツインエンジンをダイナフレームにラバーマウント方式で搭載し、リヤには2本式のサスペンションを採用。大排気量モデルのなかではスポーティな走りが特徴であったダイナファミリーは、2017年モデルを最後に生産終了となってしまいました。

その点、このFXDBAダイナストリートボブ リミテッド VB4は2重の意味で、貴重な価値があると言えるでしょう。前述の通り、当時のビッグツインモデルでは珍しいABS搭載。ビッグブルーパール×ビビッドブラックという、スタンダード仕様には設定のない特別カラー。さらにはスポークホイールのリム部分にもレッドの特別カラーが施されている程です。まさに、希少で貴重な1台と言えるでしょう。