FXDL1340ダイナローライダー（1998年式）

FXDL1340ダイナローライダーは1993年に登場。そもそもローライダーというモデルはショベルヘッドエンジンの時代である1977年に登場した、当時のファクトリーカスタムであるFXSローライダーがその源流。1987年にはFXRフレームを用いたFXLRにローライダーの名が受け継がれました。

そして1993年、AMF社からの独立を果たし新世代の1340ccエボリューションエンジンを完成させていたハーレーが、コンピュータ設計により完成させたダイナフレームを用い、3代目ローライダーとして完成させたのが、他ならぬFXDL1340ダイナローライダーだったのです。以前より注目の高いモデルでしたが、ローライダー人気を確固たるものとしました。

ハーレー、特にローライダーがお好きな方にはご説明するまでもありませんが、2018年の変革により、ダイナファミリーは生産を終了。ローライダーはソフテイルファミリーの車種に変更されました。まさに、ひとつの時代の終焉でした。

そうした背景も相まって、FXDL1340ダイナローライダーは、ハーレーの歴史の歴史を物語る上でも、価値あるモデルとなりました。今なお人気の高い1340ccエボリューションエンジン搭載の最終年式であり、かつダイナフレーム採用の初代。今後もますます、人気は上昇していくことでしょう。