FXSソフテイルブラックライン

2010年に登場したダークカスタムモデルのFXSソフテイルブラックライン。ダークカスタムと言えば、以前はFXSTSB バッドボーイやFXSTB ナイトトレインでしたが、2010年にハーレーのラインナップから姿を消しました。それからダークカスタムモデルの流れを受け継ぐ形でFXSソフテイルブラックラインが誕生したのです。昔のデザインをそのまま受け継いでいるわけではなく、新たなデザインも盛り込まれています。例えば、セパレートタイプのスプリットドラッグハンドルバーを装着し、むき出しだったケーブル類を内部配線にしてハンドル周りをコンパクトに。また、イグニッションコイルやストップランプ一体型のウィンカーなども装備されています。

2011年にはカラーチェンジが行なわれたモデルが登場しました。その後2013年のモデルでは振動を軽減するバランサー内臓のツインカム96Bエンジンが搭載され、快適な乗り心地を実現。前モデルのシート高610mmから655mmへと高くなっています。

FXSソフテイルブラックラインは、ダークカスタムモデルが初めて登場した車種からデザインを受け継いでいます。

もちろん、全てのデザインを受け継いだわけではなく、ハンドル・ケーブル・エキパイ・ウィンカー・イグニッションコイルなどのパーツは新しくなっているのです。また、他のソフテイルファミリーと異なるのがリアエンド。他のソフテイルファミリーは太いタイヤが流行っていますが、FXSソフテイルブラックラインは144mmと比較的細いリアタイヤを装着しています。スマートなリアフェンダーも装着されているので、よりスタイリッシュな見た目となっているのです。前モデルにあたるFXSTB ナイトトレインよりも細いタイヤを装着しているため、2,410mmと長い車体でもコーナリングで車体を倒したときスッと曲がれるようになっています。他のソフテイルファミリーとは異なるデザインと扱いやすさがFXSソフテイルブラックラインの魅力と言えるでしょう。