FXSTB ナイトトレイン1450 BTY

FXSTBナイトトレインは1998年、ビッグツインモデルへのツインカム88（ソフテイル系にはツインカム88B）エンジン搭載開始に合わせて登場したモデルになります。ベースとなっているのはフロントに21インチホイールを採用し、足を前に投げ出すスタイルとなるフォワードコントロールを装備したFXST。いわゆるFX系ソフテイルになります。

その上で、エンジンやエアクリーナーカバー、エンジンオイルタンクといった主要パーツをすべてブラック塗装。ボディカラーも黒もしくはダークトーン系のカラーとすることで、個性を際立たせたのがFXSTBナイトトレイン。型式名に入っている“B”はもちろん「ブラック」を意味しています。

ハーレーというオートバイならではの個性として、クロームメッキパーツの多用という点が挙げられます。象徴であるVツインエンジンのヘッドやシリンダー、エアクリーナーカバー、オイルタンクなどの主要なパーツを、ピカピカ光る鏡面仕上げとすることが、定番化していると言ってもよいでしょう。

FXSTBナイトトレインは、言わばその逆を行くモデル。フロントフォークやマフラーなどは該当しないものの、その他の主要パーツをブラックアウト塗装することで、敢えて一般的なハーレーとは異なる個性と存在感を演出しています。ハーレーは好きだけど、他と同じでは嫌だという層から、大きな支持を得ました。また、このFXSTB ナイトトレイン1450 BTYは、キャブレター仕様のツインカム88Bをフレームにダイレクトマウントしており、独特の鼓動感を満喫できるというのも、見逃せないポイントと言えるでしょう。