FXSTS1450スプリンガーソフテイル 100th Anniversary

FXSTSという車種はまず、1988年に1340ccエボリューションエンジンを搭載した初代が登場。その後、2000年にはエンジンを1450ccのツインカム88Bに換装したフルモデルチェンジが慣行されました。その上で2003年、ハーレーの1号車誕生から100周年を記念した特別カラーを施されたのが、この2003年式のFXSTS1450スプリンガーソフテイル100th　Anniversaryになります。

フロント21インチの大径ホイールと足を前に投げ出すスタイルのフォワードコントロールを特徴とするFX系ソフテイルに、1930年代から40年代のハーレーを彷彿とさせるスプリンガーフロントフォークを採用。その上で、特別カラーに仕上げられているのが、この年式ならではの個性なのです。

そもそもソフテイルというモデルファミリーは、1930年代のハーレーを現代に蘇らせているというのが大きな特色。リヤサスペンションを外から見えないように装着することで、リジッドフレームというスタイルを再現しています。その上で、コイルスプリングを剥き出しとしたスプリンガーフロントフォークも、同じ時代のハーレーならではの特色。

つまりFXSTSは、古き良き時代のハーレーの雰囲気を2つのベクトルから演出しているということ。その上で、ハーレー100周年カラーにペイントされているのですから、まさにハーレーというメーカーの歴史を、見事に表現していると言ってよいのではないでしょうか。