VRSCD ナイトロッド（2006年式）

VRSCD ナイトロッド（2006年式）は2006年に登場。ハーレー初の水冷エンジン搭載モデルとして2003年にお目見えしていたVRSCA Vロッド1130に、ハーレーが得意とするメーカーカスタムを施した派生モデルという位置づけになります。

変更点としては、ビキニカウル装着、フォワードコントロールからミッドコントロールへの変更、シート形状ならびにマフラー形状を独自のものに変更。そしてフレームをブラックアウト仕上げとしています。なお、リヤタイヤは初代Vロッドと同じく、180サイズが踏襲されています。

ハーレーは自社のモデルに自らカスタムを施すメーカーカスタムを得意としていることで知られますが、このVRSCD ナイトロッド（2006年式）は、言わばVRSCA Vロッドをベースとした初のメーカーカスタム。変更を施すことで、Vロッドをより個性的に演出しています。

その上で注目すべきは、足を前に投げ出すライディングポジションとなるフォワードコントロールから、より自然な乗車姿勢となるミッドコントロールへの変更が行われたこと。それにより、ハーレー初の水冷エンジンのパフォーマンスを、より自然なライディングポジションで、よりスポーティに味わえるようになっているというのが、このモデルならではの魅力と言えるでしょう。