VRSCDX ナイトロッドSP 10thアニバーサリーエディション

VRSCDXナイトロッド1250SP　10th Anniversary Editionは2012年に登場。この年はVRSCDXとして2車種がラインアップされており、1台がこのナイトロッドスペシャル。もう1台がVロッド10th Anniversary Edition。これらはボディカラーは異なるものの、中身的には共通の車輛となっています。

前年モデルからの変更点としては、フロントフォークが倒立式に。ホイールが新デザイン化され前後とも約1400gの軽量化を実現。そしてハンドル位置が約76mm、ステップが約25mm手前にオフセットされ、とりわけ日本人ライダーにより乗りやすくなっている点も見逃せません。

VRSCDXナイトロッド1250スペシャルという車種は、2008年の登場以来、Vロッドファミリーのなかでも全身ブラックアウトの精悍さに満ちた佇まいによって、高い人気を博していました。そうした車種ならではの魅力はほぼそのまま踏襲しながら、新たに倒立フォークとホイールの軽量化によって走行性能を向上させています。

ハンドルとステップ位置を手前にオフセットしたことも大きなポイント。欧米人よりも比較的小柄な、多くの日本人ライダーにとって、より乗りやすく、コントロールしやすいライディングポジションが実現されています。水冷エンジンならではの鋭い加速を、より意のままに操れるように改善されているというのが秀逸です。