スポーツスター XL1200L ロー（2008年式）

XL1200L スポーツスター1200ローは2007年モデルとして登場。2005年モデルとして、弟分である883にラインアップされたローシート仕様であるXL883Lが、より立ちごけのリスクが少ないとして好評を博しており、1200でもローシート仕様を出して欲しいという声が高まったことに応えたカタチとなりました。

ちなみに、前年の2006年モデルでは、ハーレー全体が機械式キャブレターから電子式フューエルインジェクションへと変更されたタイミング。それとも相まって、まさにスポーツスター1200の、まったく新しい新車種としてお目見えすることとなったのです。

ハーレーと言えば大型バイクの代名詞と言っても過言ではない存在であり、乗りこなすには高い技量が必要と思われる方も少なくないことでしょう。しかし、こと足つき性に関して言えば、アメリカンクルーザースタイルということもあり、国産のネイキッドやスポーツ系モデルよりもシート高が低く、重心も低めなので、実はより立ちごけしにくいという傾向があるのです。

ましてやスポーツスターはビッグツインモデルに比べ、より軽量でスリム。そこに加重時シート高668mmという、1200ccモデルとしては格段に低い数値を実現。小柄な方や女性ライダーでも、立ちごけの心配を大きく減らした上で、スポーツスター1200ならではの走りを満喫できるというのが、まさにXL1200L ならではのメリットと言ってよいでしょう。