スポーツスター XL1200X フォーティーエイト（2013年式）

XL1200X フォーティーエイトは2011年モデルとして登場。スポーツスター1200をベースに、ドラッグスタイルハンドルバー、アンダーマウントミラー、シングルシート、フォワードコントロール、前後16インチスポークホイール＆ワイドタイヤ、そしてハーレー伝統の7.9リットル「ピーナッツタンク」を装備した、ファクトリーカスタムとしてお目見えしました。

ちなみにペットネームである“フォーティーエイト”とは、ハーレー史上始めてピーナッツタンクを採用した125Sという単気筒ライトウエイトモデルの発売年である1948年にちなんでいます。なお、XL1200X フォーティーエイトは2016年モデルを境に、エアクリナーカバー形状、シート形状、そしてスポークからキャストホイールへの変更などが実施されます。この2013年式は、それ以前の前期型ということになります。

XL1200X フォーティーエイトはスポーツスター1200をベースに、様々なカスタムを施し、ビッグツインのローライダーを彷彿させるロー&ロングスタイルに仕上げたという個性際立つモデル。ハーレーが得意とするファクトリーカスタムになります。バイクとしてのかっこよさを高い次元でまとめ上げ、なおかつビッグツインよりは身近に扱え、価格面でも手ごろなスポーツスターベースという点が、ハーレー全体のなかでも屈指の人気モデルとなった理由と言えるでしょう。

2013年式以降からは、ハードキャンディカスタムという特別塗装仕様もラインアップ。1960年代後半のカスタムモデルの雰囲気を現代に再現した、非常に手間をかけた珠玉の塗装方式であり、そうしたカラーをラインアップしている事自体が、XL1200X フォーティーエイトの人気を如実に物語っていますね。