CB1300SF-2A Special Edition SC54

SC54型CB1300SF-2A Special Editionは2008年に登場。この年のSC54型CB1300SFには、新たにエキゾーストバイプ内にキャタライザー（触媒）を設置することで排ガス規制に対応。またスロットルボディにIACV（Intake Air Control Valve）という装置を装着し、吸入空気量を制御。アイドリング安定や始動性向上を図ったマイナーチェンジが実施されました。

赤白青のトリコロールカラーは古くからホンダのレーシングマシンに用いられてきたワークスカラーであり、量産市販車にも幾度となく用いられてきています。とりわけ有名なのは、1981年に登場した、当時の耐久レーサーをモチーフとしたCB1100R。そのカラーを取り入れ、洗練された雰囲気を取り入れた車輛がCB1300SF-2A Special Editionになります。

熟成と改良がなされた2008年式をベースに、特別な装いを施したのがSC54型CB1300SF-2A Special Edition。受注期間限定で発売された特別仕様車になります。ホンダ車には定番の赤白青のトリコロールカラーでタンク、サイドカバー、テールカウルを配色。その上でフレームとフロントサスペンションをレッド、ホイールとクランクケースカバーはゴールド仕上げとなっているのが最大の特色です。

ホンダのアイデンティティと言える配色を施しているというだけでも心を惹かれますが、加えてこのスペシャルエデションは、フロントフォークのボトムケースとフレームまでも鮮やかなレッドで配色。これは前述のCB1100Rに倣ったカラーでもあり、そうした希少性と遊び心は、いつの時代でも、購買意欲を刺激する見た目となっています。