CB400SS-E Special Edition NC41

CB400SS-E Special Edition NC41は2007年11月に2008年モデルとしてお目見えした、受注期間限定の特別仕様車となります。ベースとなったCB400SSは2001年に初代が登場。当時、味わいのある空冷単気筒エンジンを搭載したシンプルかつクラシカルなモデルとして、一人勝ち状態であったヤマハSR400の対抗馬として、ホンダが市場投入した機種だったのです。

以降、SR400と好勝負を繰り広げ、またライバルにはないセルスターター採用などで差別化を図ってきましたが、排ガス規制強化の影響で、2008年モデルでの生産終了が決定。そうした最後を飾るため、特別仕様車として用意されたのが、このCB400SS-E Special Edition NC41だったのです。

オートバイの世界では、生産終了が決定された際、その掉尾を飾る特別仕様車が発売されるケースは良くありますが、すべての車種に行われるという訳ではなく、一定の人気を博したモデルだからこそ、そうした計らいが行われるのです。

CB400SSもまた、そうしたモデルであったということですね。キャンディールビジウムレッド/グラファイトブラックの特別カラーをまとい、タンクには立体型のウイングマーク、サイドカバーには専用エンブレムがあしらわれ、シートもブラックとブラウンの特別仕様。まさに特別なモデルであることが主張されています。