クロスカブ110 くまモンver.

クロスカブ110 くまモンver.は2019年に発売開始。言うまでもなく、熊本県のご当地キャラクターである、くまモンをモチーフとしたカラーリングが施された特別仕様車になります。ベースとなったクロスカブ110 JA45は2013年に登場。車名が示す通り、ホンダの誇るロングセラーモデル「スーパーカブ」の派生兄弟車になります。

スーパーカブならではのエンジンやトランスミッション、基本骨格はそのままに、アウトドアイメージのカウルデザイン、ブロックパターンタイヤの装着などで、文字通りクロスオーバー化が図られています。レジャー用途に適したカブとして、高い人気を博しています。そこに、ブラックベースのカラーにレッドとホワイトの差し色を組み合わせ、くまモンのエンブレムを装着したのが、他ならぬクロスカブ110 くまモンver.なのです。

ホンダがお好きな方、詳しい方ならご承知の通り、日本国内でホンダの2輪生産の多くを担っているのは、熊本工場になります。先の熊本地震では大きなダメージを被ることになり、ホンダ車の生産にも大きな影響をもたらしました。そんな熊本を元気づけようとホンダと熊本県がコラボして生まれたのが、くまモンバーション。旧50ccモンキーから始まり、クロスカブの110ccと50xcc、そしてジョルノに特別仕様車として設定されています。

そうしたコラボモデルであると当時に、クロスカブ110というモデルの完成度の高さも見逃せません。頑丈で丈夫、耐久性には高い定評のあるスーパーカブをベースに、クロスオーバー化されたという素性の良さは、高い人気を博しています。オートバイメディアの企画において、女性ライダーによる日本一周ツーリングを行う車種に抜擢されたことからも、そのポテンシャルがうかがえます。