GL1800/F6B

F6Bには意味があり、F6は搭載している水平対向6気筒エンジン（通称：F6）を表し、Bはバガースタイルを表しています。バガースタイルとは、若者向けにツアラーモデルのトップケースを外し、リア下がりのラインを持たせたオシャレなカスタムといった意味合いです。ゴールドウィングの装備を豪華にすることで、新規ユーザーの獲得を狙う目的を持ったモデルでもあります。

2014年12月に発売された2015年モデルでは、電動リバースシステムの搭載やマフラーを新開発、エンジンの出力向上など、マイナーチェンジを実施。その後、2016年に試行された排出ガス規制の継続生産車としての適用を目前に残念ながらカタログ落ちとなってしまいます。ですが、GL1800/F6Bがになっていたバガースタイルの位置づけを、2018年に発売されたゴールドウィングが受け継ぐこととなりました。

ライダーが喜びを感じられるスポーツバイクにするために、水平対向6気筒エンジンを搭載しているGL1800/F6B。フラットシックスと呼ばれているエンジンはシリンダーが3つずつ水平に配置されており、それぞれのピストン運動による振動を打ち消し合う構造となっています。1832ccという大排気量のパワーを感じながらも、なめらかな走りを楽しめるでしょう。

より魅力的なライディングを演出するために、パワフルなサウンドを奏でてくれるマフラーを搭載。低回転域で鳴り響くうなる排気音と、スロットルを開けた時の重低音を楽しめます。混合気供給には燃料噴射装置PGM-FIを採用し、エンジンの回転をサポートするレスポンスの良さとスムーズな出力特性が特徴的です。また、力強いライディングを快適にサポートしてくれる電動リバースシステムを装備しているため、細かな道での方向転換や取り回しがスムーズ。長時間のライディングの快適性を求めたクルーズコントロールを装備しているため、ツーリングにも適しています。