フォルツァZ MF10

1995年にビッグスクーターブームを生み出したヤマハのマジェスティ。ホンダは対抗馬として1997年にフォーサイトを、さらに2000年にデザインをスタイリッシュに改良したフォルツァ MF06をリリースしました。デザイン変更が功を奏し、フォルツァ MF06はマジェスティと人気を2分するほどヒットしたのです。

フォルツァZ MF10は、2007年に販売されたフォルツァシリーズ第3世代のマシンです。フォーサイトから受け継がれてきたエンジンを「Evolver-4Vエンジン」に変更。排ガス規制への対応だけでなく、燃費の改善や振動の低減といったスペックの向上が図られました。

現在では生産が終了してしまい、街中で見かけることが少なくなったマシンですが、高い低燃費性と快適な乗り心地は現在でも十分に通用します。

フォルツァZ MF10の特徴は、「SマチックEvo」やオーディオシステムといった装備が充実しているところ。フォルツァZ MF08の頃から搭載されているオートマチックトランスミッションですが、フォルツァZ MF10からSマチックEvoが登場。ギアポジションを自動変速し、エンジンを高回転に保てるため、上り坂の多いワインディングもスポーティーに走行できます。

また、ハンドル下にオーディオシステム関連のボタンが多く取り付けられているのも特徴。音量・音質を変更し、クリアなサウンドを楽しむことができるでしょう。充実した装備を使いこなせれば、フォルツァZ MF10が今までにない快適なドライブを提供してくれます。