フォルツァ MF13

MF13型フォルツァは2018年春の大阪モーターサイクルショーでお目見え、同年夏に発売開始となりました。ホンダに詳しい方ならご存知の通り、フォルツァは2000年の初代MF06型以来、ホンダの250ccクラスビッグスクーターの中核モデルとして君臨してきました。

もちろん、デビュー以来、派生モデルの追加やモデルチェンジが繰り返されてきましたが、その間、車名の「フォルツァ」の後に、「S」や「ST」、「Z」、「X」、「Si」といったアルファベットが追加されていき、少しややこしい状況となっていました。そこで4代目となるMF13型では、原点回帰という感じで車名が「フォルツア」に戻り、デザインもエッジを効かせたよりスタイリッシュなデザインへと刷新されたのです。

車名は原点回帰となったMF13型フォルツァですが、その中身はもちろん大きな進化を遂げています。その筆頭が、ホンダのスクーターモデルでは初となる、Hondaセレクタブルトルクコントロール（HSTC）を搭載。状況に応じて、最適なトルク特性をコントロールするシステムを身に着けています。

また、フォルツァシリーズでは初となる電動可動式ウインドスクリーンも採用。さらにはキーを取り出すことなくイグニッションのオンオフ、ラゲッジボックスのロックなどが行えるHonda SMART Keyシステムも実装されました。デザイン面でも、先代モデルまでは重厚感を感じさせる趣だったのに対し、このMF13型ではスタイリッシュな精悍さを感じさせる佇まいへと一新されています。