モンキー125 ABS

モンキー125 ABSは2018年に発売開始。ロングセラーとして愛され続けてきた50ccの“本家”モンキーが生産終了となった翌年のことでした。もちろん、50cc版の生産終了を惜しむ声は大きかったものの、モンキーファンの間では別の期待も膨らんでいました。125cc版の登場予測です。

2016年にタイで開催されたバンコクモーターショーにてMONKEY CONCEPTの名称で展示され、2017年秋の第45回東京モーターショーにもコンセプトモデルとして紹介。2018年春の大阪モーターサイクルショーでは市販予定車」として出品されると言った具合に、モンキー125の登場は時間の問題と見られていたのです。そして晴れて2018年夏に発売開始となったモンキー125には、スタンダードモデルに加え、3万円アップでABS仕様車もラインアップされ、モンキー125 ABSとして愛されるようになりました。

モンキー125 ABSの先代にあたる50cc版モンキーは、1967年発売開始という歴史あるモデル。もちろん幾度となく改良や改善が施されました。また長い歴史のなかで、レーサー的な雰囲気のMONKEY R /RTや2眼ライトのオフローダー風に仕上げたMONKEY BAJA、燃料タンク容量を増加した兄弟車GORILLAなどの派生兄弟モデルも生まれてきました。

125ccモデル化されるにあたり、モンキーらしさを可能な限り踏襲しながら、安全性向上の観点により、モンキー史上初となるABS仕様車が追加されたのです。もちろん、他の125ccモデルでもABS搭載モデルはどんどん増えており、決して珍しいことではなくなっていますが、ホンダ乗りの方の中には、あのモンキーにもABSが搭載されるようになったと感慨を抱くファンも多いようです。