PCX125 Special Edition JF28型

JF28型PCX125 Special Editionは2012年12月に、2013年モデルとしての発売が開始。ベースとなったPCX125は2010年のデビュー以来、それまでになかったゴージャス感とデザイン性によって一躍人気モデルの座を勝ち取っていました。そんななか、2012年春には、PCX125として初となるマイナーチェンジを実施。ホンダが新たに開発したスクーター用のグローバルエンジン「eSP」への換装などが行われ、燃費性能を大きく向上させたのです。

そうした改善・改良を施した上で、ホンダはJF28型PCX125に特別カラーを施したSpecial Editionの発売を台数限定で慣行。マットガンパウダーブラックメタリック×ゴールドストライプが限定2,200台、パールヒマラヤズホワイト×トリコロールストライプが限定1,800台の総計4,000台の限定モデルとしてお目見えしたのでした。

例えばCB400SFやCB1300SF、VTR250などはホンダ車のなかでも人気の高いモデルですが、そうしたモデルに対し、スタンダード仕様にはない特別なカラーリングを施した特別仕様車をラインアップするというのが、近年のホンダではすっかりお馴染みとなっています。そうしたSpecial EditionがJF28型PCX125にも設定されたということは、PCX125の人気の高さというものを、如実に表していますね。

加えて、CB400SFやCB1300SFのSpecial Editionは受付期間限定での受注生産方式となる場合が多いのに対し、このPCX125 Special Editionは最初から販売台数限定という方式でした。そこには、それだけの数を製造しても売ることができるというホンダの自信というものが見受けられます。そうした意味でも、JF28型PCX125は、それまでの125ccスクーターの枠を超えた新機軸モデルであったということであり、その特別カラーバージョンであるSpecial Editionは、存在感際立つモデルであると言えるでしょう。