REBEL250 MC49

REBEL250 MC49は2017年に登場。ABS搭載と非搭載の双方がラインアップされ、また500ccモデルも同時に発売開始となりました。ホンダが久々に手掛けた250ccクラスのアメリカンクルーザースタイルの車種として、また「レブル」という車名がおよそ20年ぶりに復活したことでも大きな話題となったことは、記憶に新しいところですね。

ちなみに初代レブルであるMC31型は1985年に登場。80年代のいわゆるレーサーレプリカブームのなかでも、「街をカッコよくスマートに走りたい」という層から一定の指示があり、90年代半ばまで生産が続けられました。その後、Vツインマグナに後継モデルの座をゆずり、レブルの車名は一時途絶えましたが、2017年、満を持して復活したのが、他ならぬこのREBEL250 MC49だったのです。

REBEL250 MC49は寝かせ気味にレイアウトされたフロントフォークや低いシートという、いわゆるアメリカンクルーザーのスタイルでありながら、特徴的な形状のフューエルタンクやくびれのあるナロースタイルのフレーム、ワイド&ファットサイズの前後タイヤといった個性的かつ斬新なスタイルで登場したことも、大きな特色。それこそ、かつてのアメリカンクルーザーとは一線を画した存在感を放っています。

その一方で、身近な250ccモデルとして乗りやすさや扱いやすさにもとことんこだわっており、それこそ二輪免許を取ったばかりの方やブランクが長い方などにも、敷居を大きく下げているという点も見逃せません。とりわけ690mmという低シート高は、女性や小柄なライダーから絶大な支持が寄せられています。一躍人気モデルとなった背景には、こうした理由がしっかりと裏打ちされているのですね。