RVF750 RC45（平成6年式）

RVF750 RC45は、1987年に誕生した「VFR750（RC30）」の後継モデルとして誕生しました。前モデルであるVFR750 RC30は、徹底したレースユースの意識のもと開発されたレーサーモデル。RVF750 RC45はそのレースユースの意識を随所に受け継ぎつつ、課題を解決するための仕様変更もなされています。たとえばフレームは前身のVFR750（RC30）のものを受け継ぐのではなく、一から作り直すことで性能をアップ。メインチューブを縦長に変更し、縦剛性を高めました。横方向の剛性をダウンさせることで、操作性の向上を図っています。 レースユースを意識して作られたRVF750 RC45では、エンジンも一新されています。厳しいレースで勝ち抜くため、よりパワフルなエンジンを開発。クランクからエンジンヘッドまで一新され、エンジンのボアストローク比も変更されました。また、エンジンをコンパクト化したことで約4kgの軽量化を実現しています。

レースユース意識のもと誕生したRVF750 RC45は、速さを追求したデザインと機能性で人気を集めています。エンジンはパワフルかつコンパクト、空気抵抗を軽減しながらエンジンの排熱性にも優れています。前輪には高い剛性を持つ倒立式フォークを導入しているのが特徴。加えて各部位には軽いアルミ材を採用しており、高い耐久性と軽量化を両立させています。元となった技術がレースマシンなので、「普通のスポーツバイクでは物足りない！」という方に適したバイクだといえるでしょう。特にRVF750 RC45誕生当時のホンダやレース情勢に詳しいバイク好きであれば、RVF750 RC45はマニア心をくすぐるバイクなのではないでしょうか？

CRF1000LRVF400 NC35（平成6年式）