ワルキューレの買取相場を調査!リアルな査定結果は?

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ホンダ

ワルキューレ

水平対向6気筒エンジンを搭載したアメリカンクルーザーのフラッグシップ 気になる買取相場や実際の査定額は?

ホンダが誇るラグジュアリーツアラー、ゴールドウイングに搭載される水平対向6気筒エンジンを譲り受け、ホンダ製アメリカンスタイルクルーザーの頂点に君臨。そんなワルキューレを買取依頼する場合、気になる査定相場はどのくらいなのか?ワルキューレの歴史や魅力についてもとりまとめていますので、ぜひご覧になってみてください。

ワルキューレとは

ホンダ ワルキューレ

画像引用元:HONDA公式HP(https://www.honda.co.jp/news/2001/2010202a.html)

ワルキューレのスペック情報

型式SC34
総排気量 1,520cc
最高出力 74kW(100ps)/6,000rpm
最大トルク 132Nm(13.5kg-m)/4,500rpm
全長・全高・シート高 2,555mm/1,185mm/735mm
重量 343kg
燃料タンク容量 20L
燃料消費率 22.0km/L
発売年 1996年
メーカー希望小売価格 1,640,000円(2001年モデル・税別)
カラー ブラック他

「ライダーライターT」よりひとこと

ワルキューレがデビューした1996年は、本家アメリカンのハーレーがまだ1330ccのエボリューションエンジンを搭載していた時代でした。1520cc水冷水平対向6気筒エンジンというのはまさに、量産市販車のオートバイ用としては当時の最大排気量を誇るものだったのです。なお余談ながら、当時のアメリカには4輪車であるシボレー用のV型8気筒5700ccエンジンを搭載した「ホスボス」というモデルが存在していましたが、カスタムショップ製の少数生産モデルですので、これは例外とすべきでしょう。

現在でこそ、例えばトライアンフのロケット3が2,500cc直列3気筒というエンジンを搭載していたり、あるいはハーレーの新しいビッグツインエンジン、ミルウォーキーエイト114が1,868ccに排気量アップされています。けれども、ワルキューレ(およびゴールドウイング)は25年以上も前に、1520ccでしかもボクサー6というレイアウトで量産市販車化を実現していたというのが驚きですよね。こうした点も、さすが「世界のホンダ」たる所以ですね。

ワルキューレの歴史

ゴールドウイングの流れを組む、フラッグシップアメリカン

ワルキューレのデビューは1996年。ホンダの日本国内の生産拠点である熊本や鈴鹿ではなく、アメリカ・オハイオ州に所在する米国の生産拠点、ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング(HAM)で生産され、日本に「輸入」されるモデルであることが、大きな話題となりました。

ちなみに車名である「ワルキューレ」とは北欧神話に登場する女性神“ワルキューレ”(Valkyrie)が由来。英語読みでは「ヴァルキリー」で、小説やメディア作品にも名称が使われています。その他、実在の戦闘機パイロットでも、愛機をバルキリーと呼称していたといったエピソードなども語られているほど。

このモデルの血筋を端的に表現するならば、ホンダが誇るラグジュアリーツアラー、ゴールドウイング譲りのエンジンを搭載したアメリカンスタイルのクルーザーモデルということになります。

ホンダの“車史” に詳しい方であればご存知の通り、ホンダはその時代ごとに、いわゆるアメリカンスタイルのモデルをリリースしてきました。小排気量ではマグナ、中排気量ではスティード、大排気量(および中排気量も含む)ではシャドウといったところが代表格ですね。そしてワルキューレは、それらホンダ製のアメリカンスタイルクルーザーモデルの頂点に君臨する、フラッグシップモデルという位置づけになります。

前述の通り、当時のゴールドウイングにも搭載されていた1520cc水冷水平対向6気筒エンジンを採用し、車体のデザインは1940年代頃のアメリカ車(つまりハーレーのヴィンテージモデル)の雰囲気を意識しながら、当時のアメリカで流行していたホッドロッドレーサー風のカスタム要素も融合した、独自のスタイルを造り上げています。

デビュー翌年の1997年には、歴代モデルの中で唯一、ブラック以外のボディカラーとしてパールセドナレッド×パールアイボリークリームの2トーンカラーを採用したバージョンが登場。1999年には、ベースとなったゴールドウイングと同様に、後退用バックギアを装備し、車庫入れ時などの利便性を向上。また、大型ウインドスクリーンを装備した兄弟モデル、ワルキューレツアラーも登場しました。そして2001年には最終型モデルとして、前後ホイールの鏡面仕上げ化や後部座席の快適性向上、ブラックベースにシルバーストライプがあしらわれたボディカラーなどが採用されています。

なお余談ながら、2004年には後継モデルとされるワルキューレ ルーンが登場します。しかしながら、ゴールドウイング譲りの水平対向6気筒エンジン搭載という共通点はあるものの、大幅なローダウン化や超近未来的なスタイリングが施されるなど、初代ワルキューレとは全く別物。バイク雑誌などでも、これらは別車種という見方が一般的です。

ワルキューレの魅力

水平対向6気筒エンジンという、類まれなる存在感

1996年式から2001年式までの初代ワルキューレならではの個性といえば、何と言っても、アメリカンタイプのクルーザーとして唯一、水平対向6気筒、しかも1520ccという当時としては最大クラスとなる排気量のエンジンを搭載していたモデルであるという点に尽きるでしょう。

近年でこそ、例えば2000cc以上の直列3気筒エンジンを搭載したトライアンフのロケット3シリーズがお目見えし、また真のアメリカンであるハーレーダビッドソンのビッグツインモデルも、新しいミルウォーキーエイト114エンジンでは1,868ccまで排気量が拡大されています。しかし、今から四半世紀近く前の時点で、既に1520ccエンジンを量産市販車に搭載していたという事実は驚くべきものです。ホンダの技術力の高さを物語っている車輌ともいえるでしょう。

そして、そのエンジンが水平対向6気筒であるという点も、外せないポイントです。過去にはカワサキのKZ1300やホンダCBX1000、そして2011年にBMWがデビューさせたK1600GTLなど、直列6気筒エンジン搭載のオートバイはいくつか存在しています。しかし水平対向6気筒となると、ワルキューレとその兄弟車(と言えるかどうかはさておき)のゴールドウイングのみ。

しかも、ワルキューレの場合、一見するとマフラーが左右2本出しのように見えますが、実は1気筒あたり排気管1本の6本出し。そうすることで、1気筒ごとの鼓動感を味わえるようにするという演出もなされているのだとか。こうした点でも、唯一無二の存在と呼ぶに相応しいバイクといえるでしょう。

 
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