カワサキ750SS(マッハIV)の買取相場を調査!リアルな査定結果は?

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KAWASAKI

750SS

希少な名車!世界最速を目指した2ストローク750cc
750SS(マッハIV)の買取相場と査定レポート

加速性と最高速度でCBを圧倒する世界最速を目指して生まれたのが2ストローク750ccエンジンを搭載したカワサキ750SS、通称マッハIV(H2)。ファンのリスペクトと希少性で中古車市場では絶大な人気。その買取相場と実際の査定結果をレポート。

750SSを査定してもらいました!

750SS
買取車情報
年式 昭和46年
走行距離 19000mi
状態(外観) レストア済、オールペン
エンジンの状態 可動
事故歴 無し
改造の有無 リアサス、ウインカー、テールレンズ
査定者の評価コメント
エンジン
3
異音大、錆・腐食、キャブ漏れ
フロントまわり(前輪周辺の足まわりや状態)
4
サスオイル漏れ・抜け、ホイール傷・錆
外装(外装パーツの状態)
3
タンク傷・凹み・内部錆、シート破れ有り
リヤ周り(後輪周辺の足まわりや状態)
3
ホイール傷・錆、スイングアーム傷・錆、タイヤ減りヒビ要交換
電気保安部品 (マフラー、メーター、ウインカー、電気系統ほか)
3
排気漏れ箇所有り、マフラー傷・錆・凹み有り
フレーム
4
傷・錆・塗り、ストッパー凹み、シートレール曲がり
そのほか
-
年式なりに各所傷・錆・腐食等有り、純正パーツ無し

※点数は10点満点です(sponsored by バイクワン)

査定者の評価コメント
エンジン 3
異音大、錆・腐食、キャブ漏れ
フロントまわり(前輪周辺の足まわりや状態) 4
サスオイル漏れ・抜け、ホイール傷・錆
外装(外装パーツの状態) 3
タンク傷・凹み・内部錆、シート破れ有り
リヤ周り(後輪周辺の足まわりや状態) 3
ホイール傷・錆、スイングアーム傷・錆、タイヤ減りヒビ要交換
電気保安部品 (マフラー、メーター、ウインカー、電気系統ほか) 3
排気漏れ箇所有り、マフラー傷・錆・凹み有り
フレーム 4
傷・錆・塗り、ストッパー凹み、シートレール曲がり
そのほか -
年式なりに各所傷・錆・腐食等有り、純正パーツ無し

※点数は10点満点です(sponsored by バイクワン)

PRバイクワン
バイクワン公式サイトキャプチャ 引用元:バイクワン公式HP(https://www.bikeone.jp/)

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高額査定がついた750SSの画像はコレだ!

750SS
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「ライダーライターT」よりひとこと

こちらは1971年製の750SS――マッハIV。現在では考えられない、2ストローク750ccモデルであり、カワサキというメーカーの、そして日本のオートバイの歴史に残る1台ですね。ちなみに近年カワサキが登場させたスーパーチャージャー搭載モデルNinja H2は、この750SSの型式名H2が由来です。

気になる買取相場は1,660,000円~2,200,000円。こちらの個体につけられた買取査定は1,810,000円とのこと。走行距離はマイル表示で28,375mi。外観はオールペンによる再塗装が施されており、リヤサスペンション、ウインカー、テールレンズなどが変更されています。

一方で、さすがに45年以上前の車両だけあり、キズやサビ、ヘコみなどが各所に発生。またリヤサプペンションからのオイル漏れ、マフラーからの排気漏れ、エンジンからの異音も発生していたとのこと。これらを総合し算出されたのがこの買取査定。それなりの状態ながらも、さすがは歴史的プレミアモデルといったところですね。

なお、純正パーツが保管されていればプラス30,000円~50,000円。キズやサビ、腐食、ヘコみなどが一切なければプラス50,000円以上。フルレストア車両であればプラス100,000円以上の査定アップが期待できるそうです。

750SSとは

750SS

750SSのスペック情報

型式H2
総排気量 748cc
最高出力 71ps/6,800rpm
最大トルク 7.9kg-m/6,500rpm
全長・全高・シート高 2,080mm/ 1,180 mm/――
重量 192kg
燃料タンク容量 17 L
燃料消費率 ――
発売年 1971年
メーカー希望小売価格 365,000円(1971年モデル)
カラー オレンジ他

750SSの歴史

2ストローク750cc、世界最速のために

カワサキ750SS――マッハIVの愛称で知られるこのモデルは、1971年に登場。その背景には、ホンダ初代K0型CB750フォアと繰り広げられた、壮絶な世界最速争いに端を発していたのです。

1969年、奇しくもこの同じ年に、カワサキは500SSマッハIII、ホンダは初代CB750フォアを発売しました。2ストローク500cc直列3気筒エンジンを搭載した500SSマッハIIIは、爆発的な加速性能やCB750フォアに比べて安価な価格設定などもあり、当初は好調なセールスを記録しました。

その反面「じゃじゃ馬マッハ」と称されるほど運転には腕が求められ――冷却のためエンジンをより後ろに配置したため、極端な後輪荷重となっていたのが理由――また他のモデルよりも圧倒的に事故率もたかく、さらには2ストロークゆえの猛烈な白煙に対する嫌悪感なども高まってしまいました。

その結果、特に北米市場において、ユーザーは価格がより高価でも、4ストローク750ccエンジンで洗練された高性能を実現していたCB750フォアに流れるという事態となってしまったのです。これを受け、カワサキは4ストロークの世界最速マシンとしてZ1の開発に着手。ただしその発売は1972年まで待たなければなりませんでした。そこで、その間、せめてCB750フォアから世界最速の座だけは奪おうというプライドの現れとして生み出されたのが750SSマッハIVなのです。

500SSマッハIIIをベースに、エンジンを750ccにスケールアップすることで、最高速度203km/h、0-400m加速12.0秒という当時の世界最速をマークし、意地を見せました。

その後、1972年、前述の通り開発が進められていたZ1が、すべての面でCB750フォアを上回るマシンとしてデビュー。その後も750SSマッハIVはしばらく併売されましたが、タイミング悪く発生したオイルショックの影響も重なり、1975年、僅か4年で生産中止となりました。

750SSの魅力

希少性はもちろん、実はマッハIIIより乗りやすい!

上記の通り、750SSマッハIVは500SSマッハIIIが販売面でCB750フォアに敗北したことに対する、せめて当時の世界最速の座だけは奪おうという、ある種の意地として生産されたという経緯があります。その役目を見事に果たし、CB750フォアに対する捲土重来はZ1に役目を託し、わすが4年で生産を終えました。

こうしたことによる希少性や、上記のような経緯に対する、カワサキファン、2ストロークファンによるリスペクト、そしてなにより、現在では絶滅状態となっている2ストローク750ccエンジンがもたらす加速感への憧憬といったものが重なり、750SSマッハIVは生産終了から半世紀近くになる現在においても、コアな人気を博しています。

また、意外にも、その乗り味は、実はベースモデルとなった500SSマッハIIIよりも乗りやすいのだとか。じゃじゃ馬と称された通り、マッハIIIは高回転になると爆発的な加速を発揮する反面、低速域ではトルクがスカスカというものだったのに対し、750SSマッハIVは排気量アップの恩恵で低回転から豊富なトルクがあり、またマッハIIIで問題となっていた極端な後輪荷重という点も改善されているとのこと。

その上で3000回転を超えると、2ストローク750ccというエンジンの凶暴なまでの加速感が味わえるのだとか。ある意味、500SSマッハIIIよりも躾が行き届いているという点が、より多くのファンを引きつけているのでしょう。

もうひとつ余談ながら、2015年、量産市販車世界初のスーパーチャージャー搭載モデルとして登場したNinja H2の車名は、750SSマッハIVの型式名であるH2にちなんでいるとのこと。強烈な加速を味わえるモデルという本質が、よく分かるエピソードですね。

 
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