エストレヤ スペシャルエディション（2014年式）

エストレヤ スペシャルエディション BJ250Aは2014年に登場。この年は1992年の発売開始以来、シンプルかつレトロなデザインで長らく人気を博し続けていたエストレアに、マイナーチェンジが実施されたというタイミングでした。

具体的にはフューエルタンクに新たな立体エンブレムを装着し、上質感を向上。またシートもエストレアならではの雰囲気にマッチさせながら、よりボリューム感をもたせ、乗り心地をアップさせています。さらにはエンジンや足回りにも改良が加えられています。そうした改修を施した上で、特別仕様車としてラインアップされたのが、他ならぬエストレヤ スペシャルエディション BJ250Aになります。

エストレヤ スペシャルエディション BJ250Aは、上記のマイナーチェンジの内容を踏まえた上で、エンジン、フレーム、前後サスペンション、フェンダー、ステップ、さらにはホイールリムやスイングアームといった主要部品を、すべてブラック塗装。ボディカラーもメタリックスパークブラックとすることで、クールかつ精悍なイメージへと仕上げられました。

歴代のエストレアは、どちらかと言えば柔らか、あるいはポップなカラーリングのイメージが強かったなかで、ある意味、真逆のカラーリングを実施したことは、エストレアに新たな個性を与えたと言ってよいでしょう。同じく全身ブラックアウトによって独自の雰囲気を醸し出している、ハーレーのナイトトレインにも通じるものがありますね。