KSR110KL110A30（平成19年式）

KSR110 KL110A30は、1990のKSR-2(MX080B)の後継モデルとして誕生したバイクです。エンジンは空冷4ストエンジンで、KLX110をベースとしたものを搭載しているのが特徴。2002年にデビューを飾り、2004年にはカラーチェンジを経ています。その後2009年にファイナルカラーを発表した後、国内ではラインナップが見られなくなりました。KSR110　KL110A30は、カラーやグラフィック、装備の変更のみのラインナップで構成されているのが特徴。国内では姿を消したラインナップですが、海外ではモデルチェンジを経て今なお生産が続けられています。2013年には、カワサキの海外向けモデルを販売している「ブライトコーポレーション」によって国内へ逆輸入されたこともありました。

KSR110 KL110A30のエンジンは空冷4ストエンジン。カブに搭載されていることで有名な自動遠心クラッチのほか、ボトムニュートラル4速を採用しています。これによって、ギアチェンジやクラッチ操作不要の発進が可能になったのがポイント。操縦性が向上して扱いやすくなり、幅広い層のユーザーに親しまれるようになりました。一方で倒立フォークや前後ディスクブレーキを搭載しているため、元来のスポーツ性も健在。パワフルな走りにも対応できる、頼れるスペックを備えています。コンパクトな車体ならではの機動性を備えており、スポーツ走行にはもちろん通勤・通学やちょっとした街乗りでも重宝します。加えて、カスタムパーツが豊富にあるのもKSR110　KL110A30の強み。必要なパーツを使えば、遠心クラッチを通常クラッチへ変更できます。スポーツ性重視、実用性重視とユーザーが各々の好みで自由にカスタマイズできるのがポイントです。