Ninja H2 ZXT00X（2017年式）

Ninja H2の成功によって、カワサキはスーパーチャージャー搭載モデルを次々と市場に投入。スポーツ性とツアラー性を兼ね備えたNinja H2 SX/SX SE/SX SE+、そしてネイキッドベースのストリートファイターであるZ H2も登場。さらにはこのNinja H2 も2019年から国内仕様が販売開始となりました。

1980年代、一時的にブームになったものの、扱いづらさによって姿を消してしまったターボ仕様の2輪車。そこから約30年の時を経て、ターボに代わる過給機としてスーパーチャーチャーを搭載したNinja H2は、まさにモーターサイクルの新たな道を切り拓いたと言えるでしょう。

Ninja H2 ZXT00Xは2015年に登場した初代Ninja H2をベースに改良・改善が施され、2017年に登場。新たにオーリンズ製サスペンションを採用し、電子制御技術の改良によって馬力もアップ、さらにはクイックシフターがシフトアップ時だけでなくシフトダウン時にも可能になるといったアップデートが施されました。メインとなる北米市場において速さ、加速性能へのニーズが高かったという背景もあったとのこと。

外観上の特徴としては、2015年モデルではグリーンに塗装されていたパイプトラスフレームが2016年モデルでボディと同系色に変更。その上で、この2017年モデルでは、フロントカウルとリップスポイラーにグリーンの差し色が追加されました。