VERSYS-X 250 Tourer

VERSYS-X 250 ABS Tourerは兄弟モデルであるスタンダード仕様とともに2017年に発売開始。カワサキが予定していた年間予定販売数が予想を上回る勢いで完売してしまったため、2018年モデルの販売を2017年10月に早めたという逸話が残っている程です。

近年のアドベンチャーツアラー人気に加え、かつてのKLE250ANHELO以来となる、カワサキが250ccクラスに満を持して復活させたマルチパーパスであったという点も、そうした人気を後押ししたのでしょう。ちなみに、2018年モデルからは、ABSが標準装備化されています。

VERSYS-X 250 ABS Tourer LE250Dは、スタンダード仕様であるVERSYS-X 250をベースに、左右パニアケース、エンジンガード、ハンドガード、センタースタンド、DC電源ソケットといった装備を追加し、よりツアラー志向を高めた兄弟車という位置づけです。

他の車種でももうした派生モデルを併売するというやり方はよく行われますが、VERSYS-X 250 ABS Tourer LE250Dの場合、驚きなのは、これだけの充実装備が備わっていながら、スタンダード仕様との価格差が僅か5万円に抑えられている点。それこそスタンダードを購入し後付けでこれらを装備した場合、とても5万円では収まらないはずです。まさにお買い得と言えるでしょう。