Z800

Z800はカワサキの同シリーズ「Z1000」や「Z750」の良い点が詰まったモデルです。基本構造はアッパークラスモデルのZ1000と同じ。エンジン排気量は、Z750の750ccから806ccへと拡大されています。

もともとZ750の人気は悪くなかったのですが、2011年頃からヤマハのFZ8をはじめ次々とライバル社の新しいモデルが登場しました。そんなライバル社に対抗する目的で、2012年にZ800を発表したと言われています。

Z800を販売しているのはKawasaki Thailand。販売価格の目安は1,358,000円です。日本国内では製造されていないため、中古でも探している方が多く、高額買取されやすい傾向があります。

ちなみに、2018年にはZ800よりも車体が20kg軽い「Z900」が日本で発売されました。数年後、Z900が中古市場に出回れば、Z800の需要・買取額が下がる可能性があります。そうなる前に一度買取査定を依頼してみてはいかがでしょうか？

Z800最大の魅力はデザイン性と機能性を兼ね備えている点です。デザインテーマは「アグレッシブ」。多面体形状のヘッドライトは睨みをきかせているかのような迫力があります。エンジンを覆うように取り付けられたシュラウドとアンダーカウルは無骨でクールな印象。一般的なストリートファイターよりも「生物の息遣いやアグレッシブさ」を感じさせる個性的なデザインに仕上がっています。

デザインだけを見ると扱いが難しそうに見える個性派バイクですが、実際に跨ってみればライダーフレンドリーなギャップに驚かされるでしょう。ハンドルバーやシート、フットペグの位置は人間工学に基づいて設計されているため、身体にあまり負担をかけることなく長時間ライドできます。また、路面追従性が高く、初心者でもさまざまな路面状況で乗りこなしやすいと評判です。