バイクの買い取り市場カタログ
バイクの買取相場カタログ » カワサキ【全車査定レポート付き!バイクの買取相場】 » ZRX1200D
  

KAWASAKI

ZRX1200DAEG

ビキニカウル装備の水冷ネイキッド
買取相場&リアル査定レポート

ビキニカウル装着の水冷ネイキッド「ZRX1200DAEG」。かつての「ローソンレプリカ」を再現して一時代を築いたカワサキZRX1200DAEGの買取相場は?リアルな査定結果も詳しく紹介!ZRX1200Dの売却で悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。

ZRX1200DAEGを査定してもらいました!

ZRX1200D
買取車情報
年式 平成22年
走行距離 1200km
状態(外観) 良好
エンジンの状態 可動
事故歴 無し
改造の有無 無し
査定者の評価コメント
エンジン
5
錆小、セル一発で始動、異音無く吹け上がり・アイドリングともに問題無し
フロントまわり(前輪周辺の足まわりや状態)
5
ホイール傷小・錆小、ディスクローター錆
外装(外装パーツの状態)
5
タンク傷小、テールカウル傷小
リヤ周り(後輪周辺の足まわりや状態)
5
サス錆、ディスクローター錆
電気保安部品 (マフラー、メーター、ウインカー、電気系統ほか)
5
エキパイ変色箇所有り、排気漏れ等なく機能面に問題無し\
フレーム
5
ステップ傷・錆
そのほか
-
ワンオーナー、傷・錆少なく使用感程度できれいな車輌

※点数は10点満点です(sponsored by バイクワン)

査定者の評価コメント
エンジン 5
錆小、セル一発で始動、異音無く吹け上がり・アイドリングともに問題無し
フロントまわり(前輪周辺の足まわりや状態) 5
ホイール傷小・錆小、ディスクローター錆
外装(外装パーツの状態) 5
タンク傷小、テールカウル傷小
リヤ周り(後輪周辺の足まわりや状態) 5
サス錆、ディスクローター錆
電気保安部品 (マフラー、メーター、ウインカー、電気系統ほか) 5
エキパイ変色箇所有り、排気漏れ等なく機能面に問題無し
フレーム 5
ステップ傷・錆
そのほか -
ワンオーナー、傷・錆少なく使用感程度できれいな車輌

※点数は10点満点です(sponsored by バイクワン)

PRバイクワン
バイクワン公式サイトキャプチャ 引用元:バイクワン公式HP(https://www.bikeone.jp/)

最短で即日訪問&その場で現金支払い

この車種を査定してくれたのは、北海道・沖縄を除く全国各地で即日出張買取中の「バイクワン」。
大切にしてきた愛車の価値を正しくつけるため、エンジンから外装パーツ、フレームに至るまで丁寧に査定してくれる買取専門業者です。
国産車、輸入車、改造車、事故車、不動車に至るまで幅広く買い取り、 即日現金払いするなど「バイクをなるべく早く売りたい」というニーズに応えてくれます。
大切な相棒を任せるなら、バイクワンがおすすめです。

高額査定がついたZRX1200DAEGの画像はコレだ!

ZRX1200D
ZRX1200D
ZRX1200D
ZRX1200D
ZRX1200D
ZRX1200D

「ライダーライターT」よりひとこと

こちらは2010年式のZRX1200DAEG。先代の1200RからDAEGへのモデルチェンジがなされて2年目の型ですね。やはりZRXシリーズは、このライムグリーンカラーが似合いますね~。実はバイク仲間の1人が、ライムグリーンカラーの初代ZRX1100に乗っていましたので、余計にそう思ってしまうのかもしれません(笑)。もっとも、この個体は伝説のローソンレプリカとは違う現代的な配色ではありますが、これはこれでカッコイイですよね。

気になる買取相場は990,000円~1,300,000円。この個体の買取査定は1,050,000円がついたそうです。走行距離は約1,200kmと年式と照らし合わせればかなり少なめ。ワンオーナーで事故歴や転倒歴もなく、傷や錆も乗っていれば自然についてしまう程度で綺麗な車輌と評価。ただし、カスタムは一切されておらず、完全なフルノーマル状態。以上の要素を総合し、この買取査定額の提示となったそうです。

なお、ETC装置の装着でプラス10,000円。社外製のシートやレーシングステップなどの装着でプラス20,000円~30,000円。社外製フルエキゾーストマフラーの装着かつ純正マフラーが保管されていればプラス20,000円~50,000円の査定アップが期待できるそうです。

ZRX1200DAEGとは

ZRX1200D

ZRX1200DAEGのスペック情報

型式 EBL-ZRT20D
エンジン形式 水冷直列4気筒
総排気量 1,164cc
最高出力 81kW(110PS)/8,000rpm
最大トルク 107N・m(10.9kgf・m)/6,000rpm
全長・全高・シート高 2,150mm/1,155mm/795mm(Final Editionは790mm)
重量 246kg
燃料タンク容量 18L
燃料消費率 25.8km/L
発売年 2009年(ZRX1200Rは2001年)
メーカー希望小売価格 1,204,200円(2016年Final Edition)
カラー ライムグリーン 他

ZRX1200DAEGの歴史

名車「ローソンレプリカ」を、水冷モデルとして再現

ZRX1200DAEGは2009年に発売開始。ただし先代モデルであるZRX1200Rは2001年、そしてこのZRXシリーズの元祖であるZRX1100は1996年末に1997年モデルとして登場。2016年のZRX1200DAEGの生産終了まで、実に20年近くに渡って、水冷4気筒のオーバー1000ccクラス、ビキニカウル装備のネイキッドとして人気を博して来たモデルシリーズになります。

その初代にあたるZRX1100が誕生した背景には、カワサキが自ら巻き起こした、ネイキッドブームの隆盛がありました。1989年登場のゼファー400は、それまで一大ブームとなっていたレーサーレプリカのアンチテーゼとして、丸目ヘッドライト、カウルレス、バーハンドル、リヤ2本サスペンションといった、オートバイの原点回帰という時流を産み、現在ではお馴染みとなった「ネイキッド」というジャンル名も確立。カワサキはゼファーシリーズを大型クラスへも展開し、750と1100をラインアップ。ライバルメーカーと大型ネイキッド戦争を繰り広げていました。そんな中で、カワサキが次なる一手としたのが、このZRX1100でした。

当時のスポーツツアラーモデルであったGPZ1100の水冷4気筒エンジンを用いて、リヤ2本サスとバーハンドルはネイキッドスタイルを踏襲。その上で、他社との差別化として、ヘッドライトを丸目ではなく四角形とし、ビキニカウルを装着して仕上げてみせたのです。

カワサキがお好きな方やバイク史に詳しい方ならピンと来たことでしょう。ZRX1100は1982年発売のZ1000R「ローソンレプリカ」を、水冷モデルとして蘇らせたモデルでした。
ローソンレプリカとは、後にWGP世界王者となるアメリカ人レーサー、エディ・ローソンが、1981年にアメリカAMAスーパーバイク選手権において王者を獲得した記念モデルとして、愛機のKZ1000をベースにビキニカルを装着して発売された記念モデルでした。

そうした出自もあり、ZRX1100はゼファーシリーズとは別の人気を博しました。当初は日本国内販売だけの予定が、ドイツやイタリアからも販売要請により急遽輸出されることになったという逸話があるほど。

そんなZRX1100は2001年に排気量を拡大したZRX1200Rへと進化。そして2009年には当時の排ガス規制適合のために改良されたZRX1200DAEGへとモデルチェンジが敢行されました。

ZRX1200DAEGの魅力

ビッグネイキッドでありながら、高いスポーツ性が融合

ZRXシリーズの人気の原動力となったのは、伝説の名車「ローソンレプリカ」を再現したからというのは間違いないところです。実際、丸目ライトカウルレスのZRX1100-IIやハーフカウル仕様のZRX1200Sといった派生モデルも生産されましたが、本家に比べ人気はさっぱりでした。

その上で、もうひとつ見逃せないのが、ZRXシリーズはいわゆるビッグネイキッドでありながら、比較的コンパクトな車体に高いフレーム剛性、硬めにセッティングされたサスペンションといった工夫により、スポーツ性を高めていた点。これは同じカワサキに、スタンダードネイキッドであるゼファー750/1100が存在していたため、その差別化としての戦略が、大きく吉と出たのだそうです。

このように一時代を築いたZRXシリーズでしたが、時は移り、欧州を中心にネイキッドは「ストリートファイター系」のモデルへと人気が移行していきました。カワサキ自身もそうした時流を受け、ストリートスポーツとしてZ1000をリリース。その一方で、日本ではまだ高い人気を博していたため、2009年の排ガス規制に適合させた、ZRX1200DAEGを国内専用モデルとして発売。

ちなみに「DAEG(ダエグ)とは、北ヨーロッパで用いられていたルーン文字のひとつに由来していて、「着実な成長」、「進歩」、「終わりと始まり」、「突破」、「新しい展開」といった意味が込められているとのこと。既に完成の域に達していたZRXを、さらに洗練させて国内ユーザーに届けようという、開発スタッフの想いが込められているのだそうです。思わず、目頭が熱くなってしまいますね。

そして2016年の排ガス規制強化に伴い、ZRX1200DAEG はFinal Editionをもって生産終了。20年近い歴史に幕を降ろしました。人気の高かったモデルだけに、中古車市場でも取引が活発に行われることでしょう。

 
バイクの買取相場について
疑問に思っていることはありませんか?