1290Super DUKE R

1290Super DUKE Rは、「スーパーモタード」で活躍するKTMのマシーン。ターマック（舗装路面）とダート（未舗装路面）で魅せるバイクとして、オーストラリア本国はもちろん、世界中で走るオフロードバイクです。ネイキッド（カウルの装着がないバイク）シリーズとして開発され、スポーツ指向の高いバイクよりも前傾の強くないバイク。KTM125DUKEから始まり、現在の1290Super DUKEまで8代を数えています。

初代は654ccだったが、2010年モデルで690ccへチェンジ。2012年には外観にも手を入れたフルモデルチェンジで「ネイキッドバイク」により近づきました。エンジンの改良も施し、ストリートユースでも走りやすくなりました。990Super DUKE以降はアップハンドルの車体構成が明確となり、ストリートファイター要素が強くなっています。

モデルチェンジにより走行性能がさらにアップした1290Super DUKE R。コーナーでアクセルを開けられるようになり、タイヤグリップが増し安定性が高まりました。遠心力を逃しながらカーブを曲がる感覚は、攻めながらも安定感を保てる安心感につながっています。前後のサスペンションはグループ会社のWP仕様。セパレートファンクションタイプのサスペンションで、バイクにまたがったままで伸圧の調整ができる便利さが魅力です。開発時点で新しいサスペンションを取り入れられるのは、KTMグループならではのメリットです。

さらに魅力となっているのが車体重量の軽さ。一般的な400ccクラスと同等といえる189kgという軽さです。バイクの稼働性能に大きく影響し、スポーツ走行だけでなく街中を走る場面でも走りやすさを追求できるポイントです。オフロードバイクのノウハウを詰め込みながら日常でも使いやすい走りで、多くのバイクファンを魅了し続けています。