GSX400インパルス（2006年式）

GK7CA型GSX400インパルスは2004年に登場。1994年に登場し、一躍人気モデルとなった3代目GK79A型GSX400インパルスが1999年をもって生産終了。しかし、その直後から再販を望む声が多数寄せられることとなり、2004年、スズキはついにインパルスの再販を決断。そうして登場したのが、4代目となるGK7CA型に他なりません。

デザイン形状や車格は、ほぼ3代目のスタイルを踏襲。その上で、エンジンは当時の排ガス規制への対応がなされています。またエキパイがブラック塗装、サイレンサーが円筒形のアルミ製となり、燃料タンクとサイドカバーのエンブレムが4代目独自のものに変更されています。

バイクの世界では一旦生産終了となったモデルが再販を望むユーザーの声に押され、再販されるというケースがしばしば起こります。例えばヤマハのSR400やセロー250などの事例が挙げられます。そうした事象が起こるのは、人気モデルであることの証。インパルスもまた、そうした存在の車種であったということになります。

そもそも先代のGK79A型インパルスは、バーハンドル&リヤ2本サスの正統派ネイキッドスタイルとしたうえで、足回りをライバル車よりも高性能化。それでいて価格面はライバル達と同等としたことで、一躍人気となりました。そうした素性、出自があったからこと、当時のユーザーが復活を要望したのであり、その願いが結実したのが、この4代目なのです。