SV650 VP55B

初代SV650の登場は1999年。国内でも併売されましたが、もともと欧州市場を狙って開発されたバイクでした。650ccという日本市場では珍しい排気量も、ヨーロッパで人気のクラスを見据えての設定です。これがヨーロッパで大ヒットし、数度のモデルチェンジを繰り返しながら2019年現在最新モデルの３代目となります。３代目は日本で好まれる丸目ヘッドライトやワンプッシュでエンジンがかかるスズキイージースタートシステムなどを搭載。初心者からベテランライダーまで幅広い支持を得ています。

SV650の最大の魅力ポイントは、国内では採用例が珍しい650ccのV型二気筒エンジンのフィーリングです。低速トルクはありつつ高回転まできれいに伸びていくエンジンフィールはV型エンジン独特のもの。最高出力76馬力と決して非力ではありませんが、初心者の方でも乗りやすいフレンドリーさもうれしいポイント。大型初挑戦の方にも、目の肥えたベテランライダーの方にも幅広くおすすめできる一台です。ミドルクラスバイクとしては低価格の70万円台の価格設定も大きな魅力。