タイガー800XC SE

タイガー800XCスペシャルエディション(SE)は2014年、日本限定30台の特別仕様車として販売されました。ベースとなったタイガー800XCは2011年、兄弟モデルのタイガー800とともに登場。当時のタイガーシリーズは1050が最大排気量モデルであり、その弟分という位置づけ。なおXCはスポークホイールでオフロード重視。無印はキャストホイールでオンロード重視となっています。

この特別仕様車は、パイププレームがレッド、それ以外の主要パーツはブラックアウトという装い。またボディのボルカニックブラックのペイントは、光の当たり具合でレッドメタリックのハイライトが浮かび上がるという趣向が凝らされています。

タイガー800XCスペシャルエディション(SE)はもとより、スタンダード仕様とは異なる装いに仕上げられた特別仕様車というものは、それだけで付加価値がプラスの魅力となっています。日本限定30台という希少性や、光の当たり具合で塗装の見え方が変わるという演出も同様です。

そうした外見的な魅力に加え、もうひとつ見逃せないのは、オフロード走行を重視した「XC」がベースとなっている点。前述したスポークホイールのほか、45mmのロングストロークサスペンションやマッドガード、ハンドガードも装備。ベースモデルとしてのポテンシャルが高いからこそ、特別仕様車の魅力もより高まっていると言えるでしょう。