タイガー エクスプローラーXCA

タイガー エクスプローラーXCAは2016年に登場。2012年に登場していたクロスカントリー仕様のタイガー エクスプローラーXCがこの年、モデルバリエーションを増やすことになり、その最上位モデルに相当するのが、このXCAということになります。

まず2016年モデルチェンジにおいて、XC全体にセミアクティブ式サスペンションやライディングモードなどの電子制御システムを導入。それらに加え、XCAにはタイヤ空気圧モニターや電熱シート、坂道発進をサポートするヒルホールドコントロールなどが奢られ、さらにはフォグランプ/パニアケースを装着するためのアルミ製ステーも標準装備されています。

タイガーシリーズは2022年にフルモデルチェンジが慣行され、排気量が1,160ccのタイガー1200に更新されることになります。つまり、このタイガー エクスプローラーXCAは、1215cc時代の掉尾を飾ったモデルであり、また1215ccタイガーの集大成となった車種ということになります。

そもそもタイガーは、1050cc時代にオンロード重視の方向性としたことが物議をかもし、1215ccへのモデルチェンジにおいて、アドベンチャー系への回帰がなされたという経緯がありましたその上で、オフロード志向をより高めたXCが生まれ、さらにそこから装備を充実させたのがこのXCA。熟成に熟成を重ねた車種であるというのが、ならではの魅力と言えるでしょう。