シグナスX SR SED8J型

SED8J型のシグナスX XC125SRは2017年8月に登場。先代のSEA5J型の外観デザインや車体構成はほぼそのままに、平成28年度排出ガス規制をクリアするマイナーチェンジが実施され、それに伴い、型式名がSED8Jへと変更されました。

2003年にフルモデルチェンジされデビューしたシグナスXは、前後12インチホイールや吸排気4バルブメッキシリンダーエンジン、大容量の収納スペースなどが好評となり、ヤマハ125ccスクーターとしてヒットモデルとなりました。そうした評判に押され、アジャスタブルリヤサスペンションを採用し、よりスポーティさを強調したグラフィックと配色を施した兄弟車として誕生したのが「シグナスX SR」でした。

ベースであるSEA5J型の外観、性能、操作系やリヤのディスクブレーキ、5本スタイルのホイールなどの特徴はほぼそのまま踏襲。その上で、SED8J型として新たなボディカラーを設定。カームイエロー、ディープパープリッシュメタリックC、ラジカルホワイト、ミッドナイトシルバーの4色がラインアップされました。

「シグナスX SR」の兄弟車は併売されていましたが、2015年は「シグナスX SR」にラインアップが1本化。それだけ、モデルとしてのコンセプトや完成度がしっかりしていたということでしょう。近年でこそ、125ccスポーティスクーターの座はNMAXに移譲され、シグナスはスタンダードの「X」に戻されましたが、約15年に渡って支持されたスタイルや走行性能は、中古車市場でも人気を誇っています。