FZ8-N（2011年式）のリアルな査定額は？買取相場を徹底調査！

1,000ccではなく600ccでもない。800ccという排気量に活路を見出したYAMAHAのエンジニアたち。FZ1で得た英知を教訓を胸に、FZ8シリーズを誕生させました。セラミックコンポジットメッキシリンダーを採用し、F.I.はサブスロットルバルブ併用タイプにすることで操作性と環境性能の両立を実現。ポテンシャルの高いバイクは、YAMAHAのネイキッドスタンダードとして君臨するはずでした。

2016年、125ccクラス以上のバイクにABS装備が義務付けられました。YAMAHAはFZ8を海外向けのみとし、国内仕様の生産に踏み切らず、そしてMTの台頭。YAMAHAのスポーツバイクスタンダードをなるはずだったバイクの良さは、もはや逆輸入でしか味わえないものとなりました。

FZ8-Nの魅力は「安定」という言葉に表されています。倒立式フロントサスペンションで安定のハンドリング感を、デスクブレーキとパッドが安定したブレーキングを実現。スタートこそ穏やかですが加速が半端なく、それでも持っていかれることなくライディングできるのは高性能バイクだからこそでしょう。

一部ではスクーターのようだときつい表現のあるショートマフラーは実は高性能。エキゾーストパイプからの排気を、テーパー形状のマフラーを通すことで優れた排気効率を実現しています。機能だけでない心地よい排気サウンドが、ライダーの気分をいやおうなく高めてくれるでしょう。

逆車とあってあまり見かけることのないバイクと言えます。純正パーツとしてイモビライザーが搭載されており、あらためての装着は不要。安定に安心をプラスしたスポーツバイクです。

FZ-1／フェザー

FZ8-SA 2013年式

FZR750R（OW-01)

YZF-R1／M（2015年式）