ヤマハWR250X DG15J(2011年式)の買取相場を調査!リアルな査定結果は?

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YAMAHA

WR250X DG15J(2011年式)

最速オフローダーベースの玄人向けモタードモデル
WR250X DG15Jの買取相場&リアル査定レポート

2007年当時のクラス最速オフロードモデルといわれたWR250Rをベースに、専用パーツを盛り込み高性能モタードとして誕生したヤマハWR250X。バイクに精通した玄人ライダーを唸らせるWR250Xの買取相場と、リアルな査定結果を詳細にレポート!売却で悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。

WR250X DG15Jを査定してもらいました!

高額査定がついたWR250X DG15Jの画像はコレだ!

WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X

高額査定がついたWR250X DG15Jの画像はコレだ!

WR250X
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WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
WR250X
買取車情報
年式 平成23年
走行距離 14200km
状態(外観) 各所傷・錆・色褪せ有り
エンジンの状態 可動
事故歴 無し
改造の有無 サイレンサー、エキパイ、前後ホイール、リアフェンダーレス他
査定者の評価コメント
エンジン
4
異音、始動性や吹け上がり問題無し、傷・錆有り
フロントまわり(前輪周辺の足まわりや状態)
3
サスオイル漏れ、ホイール傷、ディスクローター錆・減り
外装(外装パーツの状態)
4
色褪せ・傷多数
リヤ周り(後輪周辺の足まわりや状態)
3
サスオイル漏れ、ホイール傷、ディスクローター錆・減り
電気保安部品 (マフラー、メーター、ウインカー、電気系統ほか)
4
サイレンサー傷・錆、エキパイ錆・変色箇所有り
フレーム
4
ストッパー凹み、ステップ傷・錆・曲がり
そのほか
-
純正パーツ無し、各所傷・錆有り

※点数は10点満点です

査定者の評価コメント
エンジン 4
異音、始動性や吹け上がり問題無し、傷・錆有り
フロントまわり(前輪周辺の足まわりや状態) 3
サスオイル漏れ、ホイール傷、ディスクローター錆・減り
外装(外装パーツの状態) 4
色褪せ・傷多数
リヤ周り(後輪周辺の足まわりや状態) 3
サスオイル漏れ、ホイール傷、ディスクローター錆・減り
電気保安部品 (マフラー、メーター、ウインカー、電気系統ほか) 4
サイレンサー傷・錆、エキパイ錆・変色箇所有り
フレーム 4
ストッパー凹み、ステップ傷・錆・曲がり
そのほか -
純正パーツ無し、各所傷・錆有り

※点数は10点満点です

条件が違ったらWR250X DG15Jの査定額はどう変わる?

純正パーツ保管 プラス10,000円~20,000円
傷・錆一切無し プラス30,000円
純正パーツ保管
プラス10,000円~20,000円
傷・錆一切無し
プラス30,000円

「ライダーライターT」よりひとこと

こちらは2011年式のWR250X。ハイスペックオフロードマシンWR250Rをベースとしたモタードモデルなのですが…なぜかこの個体は、オンロードタイヤをオフロードタイヤにリプレイスしています。オフロードモデルをモタードにカスタムするというのはよくありますが、その逆は珍しいですね。

それはさておき、WR250Xを査定した当時(2018年10月)の気になる買取相場は640,000円~720,000円。250ccクラスの他社のバイクと比較すると、やや高めの価格で取引が行われているようです。今回査定を行ったバイクの買取額は650,000円と、相場から考えると少し安めと思われます。前述したようにオフロードタイヤとそれに伴うホイールの交換をはじめ、社外サイレンサーとエキパイ、リヤキャリア、フェンダーレスキットなどがカスタムとして奢られています。

一方、細かなキズやサビが至るところに多数ついており、また塗装の色あせも発生している状態です。前後のサスペンションからオイル漏れが発生している具合で、総合的に傷みが多い車体でもあるという判断されました。また純正パーツの保管もなく、走行距離は16,225km。これらを総合して判断すると、この査定額になるそうです。

なお、もしも純正パーツが残っていればプラス10,000円~20,000円。キズやサビなどが一切なければプラス30,000円の査定アップが期待できるとのことでした。このモデルのバイクの場合、構造的に考えれば走行による多少の傷は仕方ありません。しかしサビなどはメンテナンス次第で多少防ぐことができるはず。査定額アップを図るためには、日ごろからのメンテナンスを欠かさないことが大切になってきます。

WR250X DG15Jとは

GS400

WR250X DG15Jのスペック情報

総排気量 249cc
最高出力 23kW(31PS)/10,000rpm
最大トルク 24N・m(2.4kgf・m)/8,000rpm
全長・全高・シート高 2,125mm /1,190mm/ 870mm
重量 134kg
燃料タンク容量 7.6L
燃料消費率 34.0km/L
発売年 2007年
メーカー希望小売価格 753,840円(2017年モデル)
カラー ヤマハブラック他

WR250X DG15Jの歴史

最速オフローダーベースのモタードモデル

WR250Xは、2007年当時のクラス最速オフロードモデルとして鳴り物入りでデビューしたWR250Rをベースに、専用のパーツを盛り込んでモタードモデルとしたマシンです。本家のWR250Rよりやや遅れたものの、同じ2007年に発売が開始されました。両方とも2007年のデビューから2017年の生産中止に至るまで、大きなモデルチェンジは行われず、ほぼカラーリングの変更のみでラインアップされ続けてきました。すなわち、初期モデルから基本設計が優秀なものであったといえます。

WR250R同様にモデルは競技用モトクロッサーモデルであるWR250Fを公道モデルとして再現するというのが、その始まりです。しかし競技用モデルであるWR250Fを改良して耐久性を高め、騒音規制や排ガス規制をクリアする方法では、かえって困難ということになり、WR250Fの部品を流用するのではなく、すべてをオリジナル設計するという決断がくだされました。そこで新たに提示されたのが、オフロード版YZF-R1を造るというコンセプト。これをきっかけにWR250R、WR250Xが生まれました。

もうひとつ、ヤマハならではの事情として、同じ社内に先鋭化した玄人向けモデルと、初心者にもやさしい入門者向けモデルの両方が存在していたという点も注目ポイントです。オフロードモデルのWR250Rとセロー250、モタードモデルのWR250XとセローベースのXT250Xは、真逆のコンセプトを持つマシンです。同じヤマハ内に初心者向けの入門モデルが存在していたからこそ、それとは真逆の、高性能で先鋭化した玄人向けモデルを造ることができたのでしょう。まさにヤマハでなければ、WR250RもWR250Xも生まれていなかったと言っても過言ではありません。

WR250Xの販売前~販売当初は誰でも乗りやすいバイクが当然のように作られた時代でもあります。しかしYAMAHAはオリジナルを重視し、百人すべてに好かれるバイクではなく、たった一人から究極に愛されるバイクとしてWR250Xをつくりました。

WR250X DG15Jの魅力

狙ったのは万人受けよりも、玄人受け

WR250Xの開発に関するエピソードとして、10人に聞いて10人がいいというようなバイクは作りたくなかった。目指したのは10人中7人がよくないと言っても、3人が最高と言ってくれるようなバイクだった。という内容が語られています。

ベースモデルとなったWR250Rにも言えることですが、この兄弟車2台は、はっきり言って、乗り手を選ぶマシンです。決して万人向けとは言えず、初心者や小柄な女性ライダーなどは、最初から乗るのを諦めてしまうといった代物です。その一方で、研ぎ澄まされた高性能は、バイクに精通した乗り手を大いに唸らせ、また満足させる完成度に仕上がっています。このようなトガリ具合こそが、このモデルならではの個性であり、大きな魅力なのでしょう。

エンジンは、マグネシウムヘッド、チタンバルブ、三角三軸レイアウトといったR1で培われたテクノロジーをフィードバックし、250cc単気筒としては比類のない高性能を実現。公道向け250ccモデルとして初めて採用する流れに。またフレームも、アルミを鋳造と鍛造のハイブリッドで製作した新設計になりました。オフローダーWR250Rをベースに、17インチホイールとオンロード用ハイグリップタイヤ、専用ブレーキキャリパーとディスクなどを装備し、制御マッピングもモタード向けに変更して完成したのが、WR250Xです。

そんなWR250XもWR250Rと同じく、新たな排ガス規制のため、2017年をもって生産終了となりました。ベテランのレーサーに人気の高いバイクだからこそ、エッジの効いたモデルとして多くの単車乗りに愛されているのでしょう。

WR250X DG15Jの関連車種

 
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