XVS1300CAストライカー（2014年式）

XVS1300CAストライカーは2011年に登場。2000年代に入り、ヤマハは海外向けクルーザーモデルとしてXVシリーズを手掛けるようになり、1600cc～1900ccの大排気量空冷Vツインエンジン搭載モデルをフラッグシップとしてラインアップ。その弟分として、1300cc水冷Vツインを搭載したのがXVS1300のシリーズでした。

まずスタンダード仕様として、2007年にXVS1300Aミッドナイトスターが登場。それをベースとして、カスタムスタイルをより際立たせた派生兄弟モデルとしてお目見えしたのが、このXVS1300CAストライカーに他なりません。

XVS1300CAストライカーはXVS1300Aミッドナイトスターをベースとした派生兄弟モデルであり、エンジンやメインフレームは共通化されています。逆に、それ以外の外観デザインは、全く異なる出で立ちとなっているのが大きな特色。ミッドナイトスターはベーシックなクルーザースタイルなのに対し、ストライカーはより大胆かつ刺激的なカスタムスタイル。

大胆にレイダウンされたフロントフォークや、独自の曲線で構成された右側2本出しマフラー、そしてシート、燃料タンク、リヤフェンダーもミッドナイトスターと徹底的に差異化が図られています。フロントホイールも21インチ径に大径化されており、いわゆるチョッパースタイルをベースにしながら、2010年代らしさも融合されているのが秀逸と言えるでしょう。