YZF-R25 movistar YAMAHA MotoGP edition（RG10J）

RG10J型YZF-R25は、1994年に生産終了となったFZR250R以来となる、250ccクラスのヤマハ製フルカウル・スポーツになります。カワサキが手掛けたNinja250Rをきっかけに、250ccクラスのスポーツモデルが復権。そうした時流を受けて、ヤマハが実に20年ぶりに復活させたのが、このRG10J型のYZF-R25なのです。ベースとなったRG10J型YZF-R25は2014年に新登場。長らく空白となっていたヤマハ250ccクラスに、久々に復活したフルカウル・スポーツです。R1、R6といった兄貴分が培ってきたスポーツ性能を受け継ぎながら、ややアップライトに設定されたライディングポジションなど、普段使いも考慮されたモデルとして、人気を博すことになりました。

RG10J型YZF-R25 movistar YAMAHA MotoGP edition は2016年7月、国内限定400台で発売されました。前年の2015年、ヤマハは世界最高峰の2輪ロードレースMotoGPにおいてライダー、コンストラクターズ、チームの3タイトルを完全制覇。その偉業を記念し、250ccクラスの人気スポーツモデル、YZF-R25にMotoGPマシンYZR-M1のカラーリングを施したのが、この特別仕様車になります。

兄貴分であるYZF-R1、YZF-R6のスポーツ性能を受け継ぎながら、その一方で、身近な250ccクラスという点もしっかり考慮。スポーツモデルらしいスタイリッシュな外観としながらも、ややアップライトなハンドル位置と、やや低めのシート高とすることで、とんがり過ぎず、普段使いもできるバランスの取れた仕上がりで、人気モデルとなりました。

MotoGPマシンの外観を再現したカラーリングを施した特別仕様の限定車なのですから、まさに人気の2倍乗せといった感じ。身近に扱えるスポーツモデルとしての素性の良さに、プラミアムな存在感が加わっている点こそが、YZF-R25 movistar YAMAHA MotoGP editionならではの魅力と言えるでしょう。